宙SORAのブログ

キャラで学ぶ通変星① 比肩 ー宙SORAの本格四柱推命ー
宙SORA流 本格四柱推命をキャラクターで楽しく学べる「通変星シリーズ」。
今回は【比肩】について解説します。
比肩は「自立心」と「孤高」を象徴する星。この記事では、その意味・性格・特徴をわかりやすくまとめ、キャラクターのオオカミを通して本質を学べます。
四柱推命を学ぶ方にとって、命式に比肩がある人の性格や適性を理解する一助となれば幸いです。

比肩の意味・性格・特徴
- 自立心が強い
- 孤独を恐れず、自分の道を進む
- プライドが高いが、芯がぶれない
- 仲間よりも自分の判断を優先する傾向
キャラクターで表す比肩:オオカミ
宙SORA流 四柱推命では、比肩をオオカミのキャラクターに重ねています。
群れの中で生きながらも、自らの道を歩もうとするオオカミの姿は、比肩の「孤高」と「自立」をそのまま映しています。

森の奥深くに、ヴォルフという名の若い狼がいました。
ヴォルフは、いつもひとりぼっち。
群れには入らず、自分の力だけで生きることを誇りにしていました。

「俺は誰にも頼らない。この牙と爪さえあれば、何だってできるさ。」
ヴォルフは、風を切って森を駆け抜けます。
その速さは、他のどの狼にも負けませんでした。

ある日、ヴォルフは森一番の大きな獲物、立派な角を持つ大鹿を見つけました。
「あいつは俺の獲物だ!」
ヴォルフの目に、闘争心の炎が燃え上がります。

そこへ、兄さんのガルムがやってきました。
「ヴォルフ、あいつは大きい。一緒に狩りをしよう。」
でも、ヴォルフは首を横に振りました。
「いらないよ。これは俺の戦いだ。」

ヴォルフは何度も大鹿に飛びかかりましたが、そのたびに跳ね返されてしまいます。
体は傷つき、プライドもずたずたになりました。

激しい吹雪が森を覆い、食べ物は見つからなくなりました。
お腹を空かせたヴォルフが雪の中にうずくまっていると、ガルムが小さなウサギをくわえてやってきました。

「これを食べなよ」とガルムは言いました。
「俺たちは兄弟だ。肩を並べる、対等な仲間じゃないか」。

ガルムの言葉に、ヴォルフはハッとしました。
ひとりでいることが強さのすべてじゃない。
ヴォルフはウサギを食べ、力を取り戻すと、ガルムに向かって頷きました。

二匹は、もう一度あの大鹿に立ち向かいました。
ヴォルフが正面から注意を引きつけ、その隙にガルムが背後から飛びかかる。
二匹の息はぴったりでした。

ついに、二匹は大鹿を仕留めることができました。
ヴォルフは、ひとりで勝ち取ることだけがプライドではないと知りました。
対等な仲間と力を合わせることも、同じくらい素晴らしいことなのだと。
ヴォルフとガルムは、これからもそれぞれの道を歩みます。
でも、もうひとりぼっちではありませんでした。
まとめ
比肩は「孤高と自立」を象徴する星です。
特に元命にある人は、自分の力を信じて道を切り拓く強さを持っています。
👉 次回は【劫財】について解説します。
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2013年