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伏見稲荷大社へ鳥居奉納~大きさや価格、申し込み方法・維持費について~

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伏見稲荷大社に鳥居を奉納しました

令和3年9月某日、工務店さんから「伏見稲荷の鳥居、無事に建立されました」との一報。

千本鳥居とは?ホントは何本??

山頂まで続く朱塗りの鳥居ですが、「千本鳥居」と呼ばれるのは、上記動画の二列になっている鳥居の辺り。実際には本殿すぐ裏の「奥宮」から「奥社奉拝所」までの間です。
実際、千本鳥居の部分は現在約800基前後、稲荷山全体で通れる(下をくぐれる)鳥居は3,000基あまりが建立されているそうです。

ちなみにコロナ禍前の2017年に参拝したときの千本鳥居の映像です。毎日この数の参拝者さんでにぎわっていましたので、今が千本鳥居は撮影のチャンスともいえます。

伏見稲荷大社より封筒が届く

数日後、伏見稲荷大社より封書が届きました。伝票とともに私の鳥居の住所(番号)が記されていました。伝票は2枚複写になっており、予約不要、いつでもいいので伏見稲荷の祈祷受付で渡すと奉納奉告祭=ご祈祷をしていただけるとのこと。

現在はコロナ禍で祈祷時間が変更されています。午前8時30分から受付開始とのことで、8時ごろ本殿参拝後、8時30分の1番に「奉納奉告祭」(ご祈祷)をしていただきました。祈祷札と共に頂いた神様のお供え物「撤饌」(てっせん)は御供米・焼海苔(30枚)・神酒・するめ・昆布・羊かん(2本)が入っていました。(祈祷料や奉納する鳥居の号数に準ずると思います)

鳥居奉納の価格(初穂料)

人がくぐれる鳥居の最小サイズは5号から。二列に並んでいる「千本鳥居」が5号だそうです。神社の公式ページには10号までしか掲載されていませんが、20号、25号という特大サイズもあります。号数は直径の大きさを表し、1号が3cmですから5号の直径は15㎝、10号の直径は30cmとなります。

建立場所によって価格は弱冠かわる

山頂に近くなるほど価格は少しずつ高くなります。ふもと付近と山頂付近ではサイズによって3~5万円ほどの差があります。6号以上が「~」となっているのはそういう意味です。また数年前よりも全体的に10万円前後高くなっているようですので奉納の際にはご確認ください。(数年前の投稿者さんと価格が違っていました)

鳥居の場所はどうやって決まるの?

まず最初に、実際に自分で山を登ります。鳥居が撤去されている場所を探し、写真を撮るか前後の鳥居の奉納者名をメモします。(どの写真も似ているのでどこからどこの間かメモしておくことをおススメします)撤去されていても、木札が建っているところは予約済み、現在制作中という意味です。こんな感じで写真を撮っておきます。以前に撤去された号数と同じサイズの鳥居となります。

ちなみにふもとのほうは、ほぼ予約済みでした。両親を連れていきたかったので下のほうにしようと思っていたのですが空きがなかったため、山頂近くでようやく決定です。両親にはこの投稿で、バーチャル参拝してもらうことにします。

申し込みから建立まで約8ヶ月でした(サイズや時期により異なる)

令和3年1月に申し込み、建立されたのが9月です。鳥居の大きさや制作の混み具合で、建立の時期は前後するそうです。長い時では4~5年待ちの年もあるようです。私は1月に申し込み、9月~10月ごろと言われていましたので予定通りの建立となりました。私の建立する場所の鳥居を担当しているのは長谷川工務店さん。山頂に登りながら、建立や修繕の様子をみかけてジーンとしながら歩きました。

奉納期間(耐用年数)はいつまで?年間の維持費は?その後はどうなるの?

奉納した鳥居は大体どのくらい持つのでしょうか?また毎年の維持費などがかかるものでしょうか? 厳密には決まっていませんが、5号鳥居で7~8年のようです。木製なので風雨や積雪、台風被害や害虫などにより劣化していきます。劣化してきたら社務所からお電話を頂けるそうです。その際に撤去するか修繕するかを選択します。

ちなみに塗替費用はこちら(2021年現在)

奉納奉告祭後、稲荷山を登拝

祈祷札を持ってお山を登りたかったので、上記の撤饌を持っての登頂となりますが、ここは大切なところ。せっかく登るなら、お札を頂いてから登るのがオススメです。

弊社の鳥居はこの辺りなので、ほぼ山頂近く。二ノ峰の少し手前です。さっそく登っていきます。

奥宮より1基目、花王さんの奉納鳥居は壮大

鳥居の根本の黒い部分を「根巻」(ねまき)というのですが、根巻だけで私の身長ほどあります。10年前に発注されて、昨年建立されたそうです。何号でしょうね。20号?25号??ここまで立派だと、家が一軒建つほどの初穂料です。

鳥居奉納の意味「願いが通った」

江戸時代末期以降に広まった風習で、願い事が「通る」あるいは「通った」お礼として鳥居を奉納します。1300年以上にもなる稲荷信仰の歴史において、鳥居の奉納は200年ほど前からの比較的新しいといわれますが、それでも200年続いている風習です。
例にもれず私もある目標年商を、あと少しのところで8年間達成できませんでした。そこでコロナ前の2019年、願掛けをしたんです。「あと少しで到達できない目標があります。この年商に達成できれば鳥居を奉納させていただきます」とお願いしました。その結果2020年、過去最高の年商となりましたので、約束を守るため奉納させていただきました。

お願い参拝よりお礼参りが大切

日本では商売繁盛や受験、縁結び・・・などお願いごとをするときに「神頼み」として参拝される方が多いと思います。しかし、願いが通った(叶った)あと、すぐにお礼参りに伺っているでしょうか? 神様も人も同じ。お願い事をして、受けてくれた人にはお礼やお返しをしますよね?しかも1年後にお礼ではなく、すぐにお礼のメールでも一報いれますよね。神様も同じです。願いが通ったら、できる限り早めにお礼参りに参拝しましょう。そうすれば神様も喜んでくださるので、次の願いも通りやすくなります。

山頂までの往復所要時間は約2時間(ゆっくり行くと3時間)

本殿からすぐのこの場所をスタート地点とすれば、山頂まで約1時間、往復2時間コースとなります。写真を撮ったり、途中のお茶屋さんで休憩しようと思うなら3時間はみておくといいでしょう。伏見稲荷大社は24時間参拝ができるのですが、風水師としての個人的見解ですが、朝は日の出から、遅くても夕方4時までには下山されることをおススメします。

いよいよ奉納鳥居との対面

初めて見る記念に、奉納した鳥居を探しているところを動画に残しました。92番っていう番号ですが、住所を書かれているわけではないので数えてみました。が・・・92本目に無い・・・。上から数えているのでしょうか。順番は分かりませんが、ようやく見つけました。

記念撮影

伏見稲荷の基礎知識

ご祭神はキツネではなく「宇迦之御魂大神」(うかのみたまのおおかみ)/女神

お稲荷さん=キツネを祀っていると思っている方も多いのですが、主祭神は女の神さまです。古事記ではスサノオノミコトの子ども、日本書紀ではイザナギ・イザナミの子どもと記されています。

稲荷、昔は「伊奈利」と書いていた

イネナリ、イネニナルという意味からきていて、稲が実る=五穀豊穣ということから、商売繁盛の神として信仰されるようになりました。

全国3万社ある稲荷神社の総本社

全国に3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。

「いなり寿司をもって稲荷山に登ると、途中でいなり寿司が消える」という都市伝説

早朝から伏見稲荷に来ていたことと、緊急事態宣言中でどこのカフェもお店も閉まっているとの情報で、登拝には事前にいなり寿司を持っていきました。
「いなり寿司をもって稲荷山に登ると、途中でいなり寿司が消える」という都市伝説があるそうです。「狐がつまんで食べるから」と言われてますが、消えてませんでした(笑) 下山の四つ辻でいなり寿司休憩です。稲荷山の茶店もほとんど閉まっていたので、持って行ってよかったです。

キツネさんは神の使い「眷属」(けんぞく)

狐は稲荷大明神の使い、眷属です。いわゆる動物のキツネとは別物で、目に見えない=透明なので白狐(びゃっこ)さんと呼ばれています。境内にはいろんな物を加えた狐さんに出会えます。くわえているのは「稲穂・巻物・鍵・玉」の4種類
●稲穂は「五穀豊穣」
●巻物は「知恵」
鍵と玉は諸説ありますが、
●鍵は稲荷神の神徳を得たい「願望」や「米倉の鍵」
●玉は「神の霊力」「稲の霊魂」
鍵と玉はセットで「天と地」「陰と陽」を示すものとされています。

今回はたくさんの「虫たち」に遭遇

詳しいことは語れませんが、参拝のとき、鳥や虫など動物に出会えると吉兆なのだとか。今回はビックリする虫たちと連続で遭遇した秋分の日の1日でした。
1.黒い虫・・・祈祷のため拝殿に入って待っていると、左から小指の第一関節くらいの黒い虫。チョコチョコチョコと私の前を通り過ぎ、くるっと向きを変えて私めがけて歩いてくる・・・そして私の目の前に来て、再び元来た道を帰っていきました。その直後、奉納祭が始まりました。なんとも神秘的な体験。拝殿の中なので撮影禁止のため画像はありません。

2.大きなムカデ・・・下山のとき、炎天下の石段にて、私の目の前を前兆20cmほどのまあまあ大きなムカデが横切りました。ちょっと怖かったのとビックリしたので写真を撮るのを忘れてました。

3.背中にカマキリ・・・下山後の午後、スタッフがキャーキャー言いながら私の背中を払ってくれました。何事?と地面を見ると大きなカマキリ。どうやら長い間私の背中にいたようです。道端では踏まれてしまうので、草むらまで連れて行きました。どうやらお腹が大きい感じですよね。産卵前のようです。

ほかにもトカゲや蝶々には会いましたが、これらはまあまあよく見かけますよね。ムカデやカマキリとの出会いはレアな体験でした。

余談「四つ葉タクシー」よりレアな「二葉タクシー」に遭遇!

レアついでのお話し。
三つ葉マークで知られるヤサカタクシーは、約1200台走っているそうですが、そのうち4台が「四つ葉タクシー」になっていて、見かけると縁起がいいとされています。その四つ葉よりさらにレアなのが2台しかない「あふひの二葉タクシー」。このレアキャラにも遭遇しました。

まとめ

自分の名前が書かれた鳥居が伏見稲荷大社さんにあるなんて、なんだか不思議な気持ちです。4000万円の借金で、人生を諦めそうになってから、まだたったの18年。死なずに死ぬ気で生きれば、何とかなるものですね。生きててヨカッタ。いま本当に幸せです。風水師として、そして個人コンサルタント事業を通して、同じように困難に立ち向かっている人を、これからの私の人生をかけてサポートしていければ、と改めて誓いました。

 

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