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風水は「巒頭法」と「理気法」の両方をセットで鑑定して完成する

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住まいの環境が運命を変える!?「天運・人運・地運」

風水とは、どんな住環境・オフィス環境で過ごすかによって運命が変わっていくとされる環境の学問です。
運命は「天運・人運・地運」の3つで構成されていて、「天運」は変えることのできない宿命のこと。例えば国が日本で生まれたとか、アメリカで生まれたとかの出生国という大きな環境は変えられませんし、江戸時代生まれや令和生まれという時代も変えることのできない運命ですよね。天運は先天性のものなので変えることができません。
しかし「人運」は生まれてからの後天運。人との出会い、例えば学校の先生や友人、部活動の先輩や会社の上司、恋人などの出会いによって影響される価値観によって変わっていく運命です。
3つめの「地運」も住環境によって変わる後天運、つまり風水のことです。たとえ同じ生年月日で生まれても、きれいに整理整頓された美しい部屋で生活する人と、薄暗くて散らかった部屋で過ごす人では、異なる運命、違う人生になっていく・・・生きていく上での環境が違うことによって変わっていく運命とされます。

古代中国で生まれた風水は、大地に流れる気のチカラ(エネルギー)を活用して、環境と調和を図ることで運の流れを好転させることのできる古代の知恵です。その昔は皇帝が都をつくる際に、国家の繁栄や皇帝の命を守るために秘策として使われていた大変貴重なものでした。

現代の風水では、ラッキーカラーや開運グッズのイメージが強いかもしれません。もちろんそれも風水の一部ですが、風水的な吉相地といわれる住まいにするには、占い的な方位やカラーだけでなく、住環境や生活動線、家具の配置などといった環境学としての風水を併せてセットで鑑定することが大切です。

巒頭法と理気法

風水師が住居やオフィスを鑑定をする時には、「巒頭法」と「理気法」両方セットで鑑定します。

「巒頭法」とは

目に見えるものから吉凶を判断します。
目に見えるものの中でも大きく分けると「周辺の環境」と「室内の環境」の二つがあります。
住居周辺の環境とは、山や川などの地形や、ビルやマンション、駅からの道の周辺に見える景色などもチェックします。
また、住居内の環境とは、ベッドやソファ、デスクやタンス、棚などの家具のレイアウトだけでなく、天井の高さや廊下の幅、窓からの景色などによる気の流れをチェックしていきます。

まず基本の風水概念として「気は高きより低きへ流れる」という法則があります。室内の環境においては、家具など背の高いものを山、廊下は川と考えて気の流れを読んでいきます。
例えばタンスはなどは山と見るので、寝室に背の高いタンスがあれば、そのすぐ下で寝ている人にとっては眠っている間中、強い気をずっと受け続けてしまい、良い睡眠が取れていない可能性があります。その結果いつも疲れやすかったり、じわじわと病気になりやすい傾向があります。
風水で水の流れは金運の流れと同じであると考えることからも、廊下(川)が狭かったり、薄暗かったり、湿度が高くジメジメしていると金運が下がったり、体調を崩しやすくなったりします。

家の中に龍の道=気の流れが滞らない配置や動線になっているのかを確認します。
この気の流れはまるで私たちのカラダの中に流れる血流の流れと似ています。玄関から入ってきた気は、廊下を通って各部屋に流れます。隅々まで流れていれば血流も隅々まで行き渡り、健康な住居とみます。しかし、玄関が暗くて靴や小物を置いてゴチャゴチャしていたり、廊下が置物などで気の流れを塞いでいたり、反対に気の通り道に窓があって気が抜けていたりすると、エネルギーが部屋の隅々まで行き渡らず不健康な住居になってしまいます。
風水師はそうした不健康な場所を見つけ、治療する「住居のドクター」とも言えますね。

「理気法」とは

目に見えないものから吉凶を判断するものです。
いわゆる方位やラッキーカラーといった占い的要素の強い風水です。きっと一般的にもたれている風水のイメージはこちらの理気法だと感じています。
風水では、ひとりひとりの生年月日によって吉凶方位が異なります。例えば北東方位がAさんによっては凶方位でも、Bさんには大吉方位だったりする、ということです。その吉凶方位を元に、ひとりひとりに最適な部屋割りと、家庭内に起こっている問題の原因を探り、解決法を見出すことができます。ですから、これから新居を探している人にとって、あなたの波長に合った物件を探すことができます。
また、玄関の向きや、建築年によって建物吉凶方位も導き出せるので、特に新築の建設やマンションの購入、リノベーションなどには、吉凶方位を事前に知れることで、より安心して物件選び、設計図の作成ができます。

まとめ

巒頭法と理気法は両方大事な風水鑑定法です。理気法で吉方位の場所であっても巒頭が悪ければよい風水とは言えませんし、その逆もしかりです。
占い的な方位ばかりを気にしすぎて、生活動線の悪い配置にするなんて本末転倒です。
暮らしやすいレイアウトになってこそ良い風水となります。

目に見えるもの(陽)からの吉凶判断、目に見えないもの(陰)による吉凶判断、陰と陽どちらもバランスよく取り入れることは、人生のバランスと同じです。
まるで車の車輪のように、どちらかだけのパワーではうまく前にはすすめません。

スタイリッシュ風水研究会では、この巒頭風水と理気風水をセンス良く自然に取り入れたセンスある空間を作ります。

この記事の担当:中西美抄

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