宙SORAのブログ

風水×人口減少時代の賢い優良物件選び

令和6年版 地方自治体「持続可能性」分析レポートで明らかになった、人口減少時代の衝撃

近年、Yahoo!ニュースで話題を呼んだ「大阪・大正区、西成区は3割以上も減少、東京・中央区、千代田区、港区は2割増加……20年経っても人口が減りにくい街の「3つの条件」」という記事をご存じでしょうか?10年ぶりにまとめられた「令和6年・地方自治体『持続可能』分析レポート」(人口戦略会議)(※1)によれば、今後20年間で、日本の人口はさらに減少していくことが予測されています。超高齢化社会と人口減少が加速する時代、移転や住宅購入は、人生において以前に増して重要な決断のひとつとなりました。私たちの人生や運命を左右する住環境は、単なる住む場所を超え、ビジネスの成功や老後の幸福にも大きく影響する重要な要素となっています。そこで、風水的な観点から、人口減少時代の物件選びについて考えてみましょう。
※1:京都・大阪はP26 、兵庫P27

人口減少時代の風水物件選び:未来を見据えた賢い選択

このような状況下において、単に風水の良い物件を選ぶだけでは不十分です。私たちはつい、過去の流れから未来を予測しがちですが、令和の物件選びを、人口増加時代の昭和と同じように考えてるのは危険です。もし、あなたが住宅を購入し、住宅ローンを返済している間に、自宅周辺の様子が変わり、近隣の人口が減少したため、近所のスーパーが閉店したり、最寄り駅のバスの便が減便になったりしたらどうしますか?この先も絶対に安心といは言い切れませんが、少なくとも、風水的な知識と人口動態データをかけ合わせた、未来を見据えた賢い物件選びの知識は、物件選びの際の強い味方になります。

一般的な「良い不動産選び」は風水的にも基本条件

風水は「吉相地」を選ぶための学問ですが、興味深いことに風水の原則は、多くの点で、現代の不動産業界での好物件の条件と一致します。さらに「環境学」としての風水的な知識を加えることによって、一般的な不動産の評価基準を満たしたうえで、さらに風水からみた「気」エネルギーという、見えない運気も取り入れ、住む人の幸福度や成功の可能性を高める住まいを見出すことができるのです。

まずは不動産的「物件価値を決める8条件」をおさえる

不動産的に良い物件が、自分に合った物件であるとは限りませんが、基本的にどのような物件が優良物件であるのかを知ることは、良い風水物件を見つける際にも大きな手掛かりとなります。そこで、まずは不動産的な観点からみた優良物件の条件を押さえておきましょう

【不動産的「良い物件8条件」】
1.「資産としての不動産」とは
2.住人の世代が偏っていない
3.特急が停まる駅から徒歩7分以内
4.再開発エリア(周辺施設の充実)
5.日当たり
6.眺望がよい
7.自然災害のリスク(ハザードマップ)
8.治安がよく安心

1.「暮らすための不動産」か「資産としての不動産」かを選択する

お子さんがいらっしゃる場合など、部屋数や広さが必要な場合は、どうしても郊外になりがちです。ただし、子ども部屋が必要な期間は、「ほんの10年ほど」だと知っていますか?

例えば、小学1年生(7歳)から高校を卒業する(18歳)までは、11年間しかありません。また、この時期は、出産や介護、転勤や転職などによって、家族構成や居住地域が変わる可能性の高い期間です。このように、ライフステージが目まぐるしく変わるこの期間は、賃貸暮らしも選択肢のひとつです

上記の9条件で、クリアしてないポイントが多いような郊外の住居の場合は、売却するときに不動産価値が下がっている可能性も高いため、この場合は資産価値ではなく「暮らすための不動産」と考えましょう。

「資産としての不動産」を得たい場合は、売却を考えた立地条件を考えたいところですが、冒頭に書いたように、人口が減少した将来のその町を想定した地域選びが大切です

また、人口減少時代に向けて、国土交通省は「コンパクトシティ政策」を打ち出しています。ある一定の地域に集中して暮らしてもらうと、利便性を維持し、行政コストが抑えられたりするからです。このように、暮らしたい町の情報や計画をしっかりと調べることも、よい物件を見つけるために欠かせないことです

2.住人の世代が偏っていない(多世代共生型のコミュニティ)

まず、自治体のホームページなどで、客観的に人口統計を確認することが大切です。高齢者から子育て世代まで、幅広い年齢層が暮らす町がいいでしょう。高齢者ばかり、子どもばかりの地域は、数十年後には年齢構成バランスが崩れてしまいます。高齢者ばかりの町なら、数十年後には人口減少する可能性も高いですし、子どもばかりの地域は、その子どもたちが大学生になるころ、一気に町から出ていってしまいます。

また、これから買い物に通うであろうスーパーに足を運んでみて、どんな人たちが買い物に来ているかをチェックしたり、地元のカフェに入って人間観察をしてみたり、お店の人に町の様子を聞いてみたりするのも有効です

3.特急・快速・急行の駅が停まる駅から徒歩7分以内

電車の沿線沿いであっても、各駅停車しか停まらない駅が最寄り駅の場合は、電車の本数が少なくなるだけでなく、タイパ(タイムパフォーマンス)も悪くなります。運気の良い物件を選ぶには、ストレスフリーな生活を考えましょう。通勤や出張、旅行など、人生において移動する際に便利な、特急や快速急行の止まる駅は、風水的にもオススメです

駅からの距離ですが、かつては「最寄駅から徒歩10分以内」とも言われていました。しかし、高齢化社会と人口減少を考えれば、最寄り駅から徒歩7分以内、さらにいえば、徒歩5分以内の物件がいいでしょう。電車の駅から徒歩圏内であれば、ある程度の価格で売却できるはすです

ただし、線路沿いは、振動や騒音に悩まされる場合もあるため、線路に近すぎる物件は避けた方が無難です

4.駅前の再開発エリア

駅前の再開発が始まったり、計画を発表しているエリアが増えていますね。結果として人口の取り合いになっていますし、次々と計画が発表されますから、一概にどこが良いかとは言い切れませんが、ひとつの指標として、再開発計画のあることは、将来的にも生活の利便性が向上しますから、物件選びのポイントになります。

自分が10年後、20年後何歳になっているかを考え、そのときに「どんな公共施設があると便利か」を考えてみるといいでしょう。「定年後は毎日の自炊生活から解放され、外食で済ませたい」という人は、飲食店がたくさんあるエリアがいいでしょう。「老後は映画やショッピングを楽しみたい」という人は、百貨店やショッピングモールなどが近くにあると便利です。「ゴルフを楽しみたい」「釣りが好き」「旅行が好きだから空港の近くがいい」など、ライフスタ入りに合わせた居住地域を選ぶときにも、日常の生活利便性も考慮にいれておくといいですね。

また、現在マイカーをお持ちの方も、将来的には免許返納をする時がきます。その後のライフスタイルも、イメージして物件を選びましょう

​現在は、「逆ドーナツ化現象」と言われ、高度経済成長期に都心部から郊外に住居を構えていた時代と反対の、地方から都心部に移住する人が増加傾向にあります

5.日当たり

人間も、動物です。自然光を十分に浴びれない生活を続けていると、脳内ホルモンであるセロトニンの分泌量が減り、精神面に影響が出てきます。気持ちが落ち込んだり、うつ状態になる危険性もあります。また、日光を浴びないと、ビタミンDが不足して、骨粗しょう症になるリスクも高くなるそうです。このように、健康面でのマイナス要因が考えられるほか、室内にカビが発生しやすくなったり、洗濯物が乾きやすいといったメリットもあります

「朝も早く出勤するし、帰るのも夜だから、日当たりはどちらでもいい」という方もいらっしゃいますが、資産として考える場合、やはり日当たりのよい物件のほうが資産価値は高い傾向にあります

必ずしも南向きにこだわる必要はありませんが、例えば、東向きリビングの場合、お昼ごろからは、暗いので照明を点けている、というお宅もあります。西向きの物件は敬遠されがちですが、私宙SORA的には毎日夕日も見れますし、夕方まで明るいため、比較的好きです。間取りにもよりますが、間取りと日照量を総合的に考えましょう

6.眺望がよい

「利便性さえ良ければ、眺望は気にしない」という方も少なくないようですが、風水的な観点から、眺望のよさは最重要ポイントです。すべての部屋からの眺めがよいに越したことはありませんが、最低でもリビングからの眺めがよい物件を選びましょう。都心部の場合は、次々と建築物が建つため、現状だけでなく、将来的な眺望の予測も考慮した物件選びが大切です。

マンションの高層階なら眺望がよいかというと、そうでもありません。高層マンションが建つエリアには、ほかの高層マンションも建ち並んでいる場合も多く、「50Fのベランダからのビューは、お向かいの50Fのベランダだった」という場合もあり、日中はカーテンを閉めている、という話も耳にします。

気になる物件があれば、実際に現地に足を運んでみて、眺望を確認しましょう。ベランダに出ると、授業中の生徒と目が合うような、校舎と向かい合った物件などもありました。新築マンションの場合は、建設前でもドローン映像などがあると思いますので、確認するといいですね。

7.自然災害のリスク(ハザードマップ)


近年、地球温暖化の影響による異常気象の激化や、都市化の進展により、自然災害のリスクがますます高まっています。台風の暴風雨、豪雨による洪水や土砂崩れ、地震による建物の倒壊など、自然災害は私たちの生活に甚大な被害をもたらします。
また、地盤の安定性や浸水のリスクも考慮しましょう。

重ねるハザードマップで知りたい場所の浸水や津波、土砂災害の想定が分かるので、物件選びの際は、必ず調べましょう。

自然災害のリスクは完全に排除することはできませんが、適切な知識と準備があれば、被害を最小限に抑えることができます。災害に強い場所を選ぶことで、安心して暮らすことができます。

8.治安の良さ

利便性はもちろん重要ですが、治安は絶対に外せないポイントです。少子高齢化や過疎化、犯罪形態の変化により、治安に対する意識はますます高まっています。

警察署や自治体のホームページなどで、住みたい地域の犯罪発生率を確認してみましょう。また、実際に足を運んでみて、夜道でも安全に歩けるような、街灯が明るく人通りの多い場所か確認するのもいいでしょう。交番や防犯カメラなど、防犯対策が充実している場所がいいです。終の棲家にする場合は、10年後、20年後の自分の年齢を考え、バスやタクシーが減便になることも想定して、出歩くのに安全なエリアを選びましょう

さらに、周辺の空き家の状況も確認しましょう。空き家の多い地域は、防犯上のリスクが高くなる可能性があります。繁華街や歓楽街が近くにあるのは便利ですが、あまり近すぎると、騒音や治安の面で問題が生じる可能性もあります。適度な距離感を保つことが快適な生活環境を維持するうえで重要です。

マンションの場合は、入居者のマナーもチェックしておきましょう。共有スペースの使われ方や、掲示板の内容を確認することも大切です。

次に風水的にみる「吉相地選びの8条件」を重ねる

不動産的な観点から、優良物件の立地条件を理解した後は、風水的に好条件な物件かどうかを判断していきましょう。風水による物件選びには、「命を守る」ことと「繁栄(金運)」の2つの重要なポイントがあります。これらを念頭に置きながら、風水的「吉相地の8条件」について詳しく見ていきましょう。

【風水的的「吉相地の8条件」】
1.土地の形状
2.周囲の建物(四神)
3.道路の形状
4.周辺の風水殺
5.玄関の方位(地の気)
6.日当たり(天の気)
7.眺望(明堂)
8.間取り

1.土地の形状

四角形や長方形など、形が整った土地を選びましょう。三角形や台形、また欠けの大きな形状など、不規則な形の土地は、気エネルギーの流れが乱れるため、避けます。
さらに、土砂崩れの恐れがある傾斜地や、地盤沈下のリスクがあるような盛り土をされている土地は避け、土地全体が平坦で、水はけのよい場所を選びましょう。

2.周辺の建物(四神)

風水では、目に見えない霊獣が四方を守ってくれる土地がよいと考えられています。基本的には北は玄武、東に青龍、西に白虎、南に朱雀とされていますが、場所によっては、必ずしも四神が方位どおりにない吉相地もあります。これらは、周辺の地形や建物などをみて判断していきます。

おおまかに説明すると、次のような感じです。
玄武:建物の後ろには後ろ盾となるような大きな物体(地形や建物など)があり、背後を守ってくれるような安心感のあるものがあれば、玄武とします。ただし、近すぎたり、高すぎたりして威圧感や危険を感じるものは、玄武にはなりません。

朱雀(明堂):建物の前方が開けた空間で、日当たりがよいこと。庭や池があったり、朱雀が羽ばたけるような美しい景色が広がっていることです。運気の集まる場所ですので、風水的にもとても大切なポイントです。

青龍・白虎:明堂に集まる運気(龍のエネルギー)が、風などで流されないよう、防護壁の役目をする低い丘、もしくは建物や策、塀などがあることです。低すぎると役目的に弱くなりますが、高すぎても風が止まりすぎて淀みますし、圧迫感があるのでよくありません

3.道路の形状(気の流れ、吉凶・強さ)

土地や間取りばかりを気にする人も多いのですが、風水鑑定では、近隣の道路や交通量が重要な鑑定要素となっています。というのも、地球上を走る道路は、人体におきかえると血管に当たります。

候補地に対して、何面道路になっているかも重要です。2面道路までは許容範囲ですが、3面道路、4面道路となると、土地の気が散ってしまい、洩財宅(ろうざいたく)といって財や運が貯まらない家になります。2面道路の場合でも、前方と後方のような2面は玄武となる後ろ盾がないため、おすすめできません。

また、前面の道路幅も住む人の運気を左右します。幹線道路などの大通りは、大企業には良いですが、居住には向きません。反対に、狭い道路も気の流れが弱いため、エネルギーの弱い龍とみます。

4.周辺の風水殺(刑殺・理気殺)

好物件を選ぶには、候補の土地だけを見ていては判断が不足します。周辺の環境もチェックしましょう。特に注意すべきなのは、「風水殺」と呼ばれるものです。風水殺には有形の「刑殺」と、無形の「理気殺」があります。

刑殺
刑殺とは、道路や周辺の建物など、実際に目に見える物体による風水殺です。具体的には、候補地に対する道路の形状や、隣の建物の高さや形、または建物との距離、電柱や鉄塔、看板や街路樹などが、形状の五行としての殺になる場合もあれば、その物体のある方位が悪い場合などが想定できます。例えば、まっすぐな直線は「木箭/もくせん」と呼ばれ、木箭の突き当りにある物件は、風水的にはおすすめできません。カーブした道路の外側も「鎌刀殺/れんとうさつ」という刑殺のため、避けます。

理気殺
一方、理気殺は目に見えない気の乱れを意味します。高圧電線や変電所、墓場や総合病院などが近くにある場合、陰の気の影響を受けやすくなるため、避ける方が賢明です。ほかにも「黄泉八殺」という大凶方位に河川が無いかなども調べます。

さすがに風水殺に関しては、複雑な要素がたくさんあり、専門家(風水師)でなければ判断できない側面もありますが、風水殺については、少しでも参考にしていただけるよう別の記事で紹介したいと思います。

5.玄関の方位(地の気)

風水において、玄関は家の顔であり、「気の入口」なので、最も重要な場所です。金運や人脈運(恋愛運も)などとのご縁は、玄関から入ってきます。理想的な玄関の方位が分かれば、良い気を取り込み、幸運を招くことができます。

「風水的に良い玄関は●●の方位です」と書きたいところですが、風水で理想的な玄関の方位は、誰にでも同じではないのです。次の3つの要素から、あなたの住居に最適な玄関の方位を導き出すことができます

1.建築年月
その建物は、いつ完成予定ですか?「建物の誕生日」によって玄関に最適な方位が分かります。玄空飛星派風水(フライングスター風水)による分析により、360度を24方位に分けて、どちらの方位・位置に玄関を設けることが、もっとも龍(運気)を呼び込めるかを判断できます。

2.世帯主の生年月日
世帯主の「本命卦」を調べます。本命卦は全部で8種類。坎命/かんめい、艮命/ごんめい、震命/しんめい、巽命/そんめい、離命/りめい、坤命/こんめい、兌命/だめい、乾命/けんめい が、生年月日と性別により、求めます。世帯主の命卦がわかれば、その人の吉方位がわかりますので、玄関の方位の候補となります

3.周辺環境(道路面の方位)
その土地に対して、どちら側に道路があるかは、風水にとって大変重要です。特に住宅街の場合の多くは、龍(運気)は道路からやってきますので、原則として道路側に玄関を設けます。この道路側が、上記1・2の吉方位に入るような土地を選びます。そうすることで「地の気」を最大限に呼び込むことができます

6.日当たり(天の気)

風水は「天地人の調和」を考えた学問です。「地の気」の次は、「天の気」についても考慮していきましょう。風水において、日当たりは「天の気」を取り込む重要な要素です。良好な日当たりは、住まい全体にポジティブなエネルギーをもたらし、健康と幸運を促進します。太陽光がしっかり入る部屋は、気の流れが良好で、精神の安定や運気の向上が期待できます。反対に、「占い風水」で吉方位であったとしても、日当たりが悪く、薄暗い、じめっとしているような陰の気を感じる場合は、真の吉方位ではない可能性も高いため、設計段階で、薄暗い部屋ができないように調整しましょう

特に、玄関やリビングなどの主要な生活空間は、できるだけ明るく開放的にすることが望ましい場所です。大きな窓を設けることで、天の気を存分に取り込むことができます。

ただし、窓を作り過ぎるのは逆効果です。運気を室内に溜めることができる、龍が逃げてしまう(運が抜けてしまう)場合があります。専門的には「洩財宅/ろうざいたく」と呼ばれます。家具の配置も難しくなりますから、例外もありますが、各部屋は「2面は全面壁」になるように設計することを基本的にはおすすめしています

風水によって選んだ吉相地とは、大地のエネルギー(地の気)と、太陽の恵み(天の気)の良い環境に暮らせば、「人の気(運気)」が上がり、金運や幸運を得られる、というわけです。

7.眺望(明堂)

玄関や窓から見える風景も、運気を左右します。眺めのよい住まいは、ポジティブなエネルギーを引き寄せ、住む人の運気を大きく高めてくれます。

山や森、小川などの緑豊かな自然が見える景色がベストですが、都市部でも公園や庭が見える眺望は理想的です。また、広々とした空や、遠くまで見通せる眺望も「先の見通しが良い」とされ、運気の上昇を促します。

都心部などで自然が見えなくても、調和のとれた都市景観も、風水的には良いとされます。

風水は、四柱推命と組み合わせて鑑定することが理想的です。その場合、自分にとっての用神(必用な神)となる五行が見える土地も運気を上げてくれます。五行とは、「木・火・土・金・水/もっかどこんすい」の5つの要素のことです。具体的には「木」が用神の人であれば、森林や街路樹の見える眺望、「火」が用神の人は、日当たりの良い場所や温かい地域、「土」が用神の人は、山間部や山が見える場所、「金」が用神の人は都会暮らし、「水」が用神の人はオーシャンビュー、リバービューの物件などが理想的です。ただし、風水は位置を守る知識体系ですので、防災面が最優先です

8.間取り(室内巒頭・インテリア風水)

ここまで順調に好物件を選んできたら、最終的な運命のカギを握るのが間取りです。龍(運気)の来る土地を選び、龍を呼び込める玄関の位置が決まりました。次に、龍のエネルギーが、家の隅々まで行き届くように、美しい流線形を描く動線になるような間取りを考えましょう。龍の流れが美しい間取りは、暮らしやすい間取りになります

専門的には「室内巒頭/しつないらんとう」と言いますが、一般的な言い方をすれば「インテリア風水」です。

室内巒頭は、家の内部を流れる気を整える最終段階です。具体的には
・玄関からリビングまでの流れがスムーズであること
・寝室は静かな場所になっていること
・廊下が狭かったり、モノを置いたりして龍の動きを妨げていないこと
・各部屋の形が変形していないこと
・通りにくい通路、取りにくいクローゼット、落ち着かないソファの配置など「不自然」なことが無いこと(風水は自然と調和する学問なので「不自然」はすべて運気を下げてしまいます)

陽宅三要
上記のルールを守ったうえで、風水による吉方位・凶方位を上手に当てはめていきます。まるで「立体パズル」のような作業ですが、パチンとハマると感動します。その中でも、特に重要とされている3か所が「玄関」「寝室」「キッチン」です。玄関と寝室は吉方位に、キッチンは凶方位に配置して水に流すといいのです。

これらの原則を守ることで、気が家の中をスムーズに巡り、住む人の健康、財運、人間関係などに良い影響を与えるとされています。間取りを設計する際には、必要な部屋数や配置だけでなく、気の流れという観点からもチェックすることが大切です

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