宙SORAのブログ

マンションの風水リノベーション~スタイリッシュ風水~

1.マンションの風水リノベーション(風水リフォーム)とは

じっくりと話し合いながら、約1年かけてマンションの風水リノベーションが完成しました。風水リフォーム・風水リノベーションとは、通常のリフォームやリノベーションの際に、工務店さんと一緒に風水師が設計監修に関わります。間取りの吉凶アドバイスから壁紙や床材のラッキーカラー、ベッドやキッチンの方位や配置など、細部に至るまで風水監修をさせていただきます。工事中も現場に足を運び鑑定とズレが無いか確認します。工事が完成し、入居後に家具が入って通常の暮らしに戻った状態で、最終の訪問鑑定をして、小物の置き方など、細かいチェックと風水アドバイスをして完納です。 こちらのご夫婦は「ペットがいるので頻繁に旅行はしない」ということで、“自宅を旅館にする”というコンセプトのもと、話し合いをすすめていきました。リビングのメインとなる側の壁紙には、思い切った柄を採用。なかなか勇気の必要な決断だとは思いますが、人生は一度きり!です。そして飽きたとしても、壁紙一面だけであれば、そこまでの費用はかかりませんので、メインの一面だけ定期的に壁紙を変更するのも風水的には大のおススメです。ソファやテレビボートなどの家具を買い替えるよりも予算を抑えられることもありますし、家具よりも壁紙を変えたほうが、部屋のイメージはぐっと変わります。

リリカラ LW-4530

2.風水鑑定を通して現状の問題点、改善点を探る

こちらのご夫婦の場合、お二人とも片付け上手で驚くほど荷物も少なかったため、整理収納的な問題は考えずに済みました。次は「暮らしやすさ」の追求。環境学である風水が存分に発揮できるお宅です。まずは室内全体の気の流れをチェック。そして、五感が心地よい配置やモノが置かれているかを考えていきます。 ほぼ同じ場所から撮影したビフォー(上)アフター(下) こちらの物件では、キッチンとベッドルームの位置を入れ替える大規模リノベ―ションを行いました。この先数十年は暮らす住まいです。自分たちが住みやすい間取りにカイゼンすることで、同じ家なのに毎日の暮らしがグッと快適になります。 余談ですが、我が家もマンションなのですが、購入前に元の間取り図から相当な間取り変更をしました。間取りを気にして物件を探すより、立地条件さえ合えば、間取りをフルリノベーションし、自分仕様にすれば、快適な暮らしが得られます。(仕様変更できるかは事前確認を忘れずに)

3.風水リノベーション、まずは”テイスト”を決める

“旅館のようにする”ということで「和モダン」の方向性で決定。リフォームやリノベーションをするときは、風水のラッキーカラーなどに左右される前に、まずは自分たちが ●どんな空間に暮らすとワクワクするか ●これまで旅行にいった先で気に入ったホテルやレストランはどんな場所か ●お気に入りのカフェなどのインテリアはどんなテイストか などを一緒に話し合って、大まかなインテリアの方向性を決めていきます。 “旅館のような和テイスト”といった感じで方向性さえ決まれば、あとは私たち風水師や設計士、インテリアコーディネイターさんたちが、自分たちの持っている知識や情報をふんだんに教えてくれます。私たちをどんどん活用してください。 私自身もヒマさえあれば、世界中の最新インテリアをチェックしていますし、壁紙やカーテン、家具類などのトレンド情報を仕入れています。風水師も占い的技術も必要ですが、インテリアセンスも大切な仕事のひとつなんです。空間も素敵で、かつ風水的にも吉凶をうまくまとめていく。それがよい風水インテリアです。

4.壁紙⇒床材⇒住宅設備機器⇒購入家具や造作家具の色調、素材を決める

壁紙が決まってきたら、床材をきめていきます。これまでの床が明るい感じでしたので、高級旅館のテイストに持っていくために、少しトーンを落とすことにしました。 床が決まればキッチンやベッド、造作家具などの色調が次々と決まっていきます。色調を引き締めるため、キッチンの天板と換気扇は黒にしました。 「黒い天板」と聞くと驚く人も多いのですが、いかがでしょう?落ち着いた感じで、そんなにキツいイメージはありませんよね? 食材も映えるので、シルバーの天板とは一味違ったキッチン空間を演出できます。料理ブログなどを書くのにも良さそうですね。

6.着工日は吉日を(擇日)

打合せ日、契約日、着工日、入居日などはすべて吉日鑑定をします。せっかくここまで吉凶判断をしてきたのですから、物事の始まり良い日を選んで行います。 工事中の現場チェックにも足を運びます。 工事中に大工さんが書いた壁のメモがアート的で、これを見るのが個人的に好きです。 細かい作業に随時答えていきます。  

7.完成! 入居後の最終の風水鑑定をして完了

あまり見えないように風水アイテムを配置。観葉植物の置き場所や、トイレの金具のチェックなど、引っ越したあとに施主さんが疑問に思ったことをひとつひとつ解決していき完了です。日本酒のお好きなご夫婦なので、日本酒セラーがキッチン横に設置されていました。毎日が旅行気分、と楽しんでいただければ幸いです。 風水師になってから16年になりますが、住環境に投資をすることは、人生への投資そのものだと感じています。風水師になる前の私の暮らしはとても一般的でした。しかし風水師になってから、五感に良い刺激を与えるための空間づくりを意識するようになり、素敵なインテリアで生活することを心がけるようになっていきました。気がづけば、私の生活も、人生観も、人脈(友人や付き合う仲間)も、そして収入も大きく変わっているのです。環境が脳に与える影響の大きさを、私自身が実感しています。風水はこんな風に、環境から人生を、運命を変えていくツールなのです。 風水新築・リフォーム監修