宙SORAのブログ

富士登山2017・4度目の挑戦~お鉢廻り~風水コンサルタント 宙SORA

「富士山に登らないバカ2度登るバカ」 という言葉があるそうです。 日本人なら 人生で一度は登っておきたい富士山。 私は運動嫌いにも関わらず 今回4回目の富士登山となりました。 そう、4度登るバカ、ですね これは2017年7月28日の富士山頂、 富士山頂の中でも最も高い「剣が峰」からの景色です。 そしてビギナーズラックで 素晴らしいご来光が見れたために 再び登山したらその後何回登山しても雨だった・・・ という経験をお持ちの方も多いのでは? 例にもれず、私もです。 4度目にもなると富士登山に関する知識も増えてきます。 今回は大阪からのバスツアーではなく、 浜松出発のバスツアーに申し込み、 浜松までは新幹線で自分で往復しました。 大阪発の新幹線&バスツアーももちろんあるのですが、 今回の目的は富士山頂を一周する「お鉢廻り」。 大阪発の一泊二日ツアーでお鉢巡りのあるツアーを いくら探しても見つけられなかったので 浜松発のツアーに申し込んだというわけです。 浜松に到着。 まだまだ元気です。 ここからバスに乗り換え、さらに4時間。 結構かかるのです。 富士山・富士宮スバルライン五合目に着きました。 大阪からだとこの五合目に着くまで7時間くらいかかるので この年齢で7時間のバスはさすがにキツイということで 浜松発を選んだというもうひとつの理由もあります。 五合目に着き、休む間もなく着替え。 あっという間に集合時間でした。 登山ガイドさんからの登山注意事項と 富士山のルールについてレクチャーを受けます。 五合目には観光用の馬もたくさんいます。 六合目まで15,000円ほどだそうです。 いよいよ登山開始。 富士登山は4ルートあるのですが これまで4回の登山中、 3回はこの初心者コースの「吉田口」。 富士登山者の60%がこの吉田口から登ります。 そのため大混雑の可能性がデメリットではありますが 山頂に行けなくても、 登山道のどこからでもご来光が見れるのが魅力だったり、 山小屋の数がダントツ多いので トイレの心配がないことが特徴です。 最初の小一時間ほどは林の中を抜けていきます。 本当なら真夏の登山なので サングラスと日焼け止めが必要なのですが、 雨具をギリギリ着ないでいいミスト状態で 涼しく登山開始。 今回大阪から一緒に上った仲間4人。 まだ最初なので満点の笑顔です。 一瞬だけ晴れ、山頂が見えました。 あそこまで自分の足で本当に登って行くんですね。 ずっと上まで人が連なっていますので どれだけ多くの人が吉田口から登っているか見えました。 晴れたのはほんの数分。 あっという間にまた霧の中です。 初めての山小屋に到着&休憩。 休憩は5分ほどしかないので 急いで焼印を押してもらいます。 見えますか?囲炉裏。 標高が高いので7月なのに涼しいのです。 だからカラダが冷え切らないうちに再スタートするため 休憩時間は5分くらいなんです。 ご朱印代わりの焼印です。 時間のある限り、各山小屋で頂きました。 山頂の神社は朱色の刻印。 この朱色は富士山の赤土なんです。 これで4本目ですね。 初回は何も知らずに150cmほどの 長い金剛杖を購入(1500円)しましたが、 本格的なストックじゃないと素人にはかなりキツかったです。 2回目からは50cmほどの焼印用のためだけの 短い金剛杖(500円)を購入し、 ザックのポケットに差して歩きます。 最初の岩場に到着。 こういう箇所が何か所かあります。 これでも初心者コース。 再び一瞬の晴れ間。 何か所か鳥居があるのですが 最初の鳥居が見えてきました。 疲れて来たときにこういうのが見えると テンションが上がりますね。 少しずつ鳥居が近くなってきました。 空気が薄いので、 ゆっくりゆっくり登りながら 深呼吸を忘れてはいけません。 ついいつも通りの呼吸をしてしまうと 高山病になり兼ねません。 無事に到着。 写真を撮るヒマもなくトイレがあれば ちゃんと行っておいたほうが無難。 チームワークですからね。 他の方に迷惑をかけないためにも。 それから行動食といって、 体力を落とさないために、 何か高カロリーのモノを食べ続けたほうがいいんです。 スニッカーズとかミックスナッツなど。 こういうのを食べていると あっという間に休憩時間は終わっちゃいます。 その合間をぬっての写真撮影は実は必死(笑) そうこうしている間に日が暮れてきました。 ここからはヘッドライトを装着して 本日は八合目の山小屋まで向かいます。 本日のゴールに到着! 吉田口八合目の「白雲荘」です。 この八合目、山頂までもうすぐ!と思わせながら 実はこの先には「本八合目」→「八号五勺」と続き、 九合目まではまだまだ先なのです。。。 山小屋の夕食はカレーハンバーグでした。 暖かいモノが食べられるシアワセを噛み締めます。 食事休憩は30分あるか無いか。 すぐに明日の準備をして仮眠に入ります。 山小屋に到着して出発するまでの滞在時間は ほんの3時間くらいしかありません。 この間に夕食、トイレ、 明日の服装準備と仮眠、起床して登山準備です。 結局我々の仮眠時間は90分くらいでした。 押し入れの下の段みたいなところに 4人で寝ました。 一人の幅は50cmあるか無いか。 隣の人とピッタリ密着ですが、 テントを自分で張るわけではなく 富士山の途中で屋根と布団があるって ありがたいと思います。 深夜0:00頃、山頂に向けての出発です。 起床から出発までの 準備時間は30分ほどしかありません。 ホントに猛スピードで準備してギリギリです。 靴ひも結びながら、手袋をはめながら歩き始める感じでした。 途中で「本八合目」に到着。 ここから先は 「富士山頂浅間大社奥宮」の境内となります。 富士山頂には神社が2つ、 もうひとつは末社の「久須志神社」です。 早朝3:30頃無事に富士山登頂! ここでご来光を待つチームと 富士山頂を一周する「お鉢廻り」に行くチームに分かれます。 20名中お鉢廻りに参加したのは5名。 もうホントはヘトヘトですが 人生で一度は山頂を一周したかったので参加を決意。 間髪入れず、5分後にお鉢廻り開始です。 ほかのツアーからお鉢廻りに参加する人たちと合流、 12名でスタートしました。 一応このお鉢廻りをする者は健脚家だけのはずなので ペースが速い・・・。 必死で着いていきました。 富士山頂には霊水が2か所湧いており、 それぞれ「金明水」「銀明水」と 呼ばれています。 こちらは銀明水。 鳥居に守られていますね。 初心者コース「吉田口」からの登山で デメリットとなるのが 浅間大社奥宮と山頂郵便局が 火口の反対側にあるということ。 つまり、お鉢を廻らないと行くことができないのです。 (吉田口山頂は末社の久須志神社の前に登ってくる) 事前に自宅で書いてきたハガキを投函。 実家の両親と、一緒に登ってくれた仲間、 そして自分宛に山頂から投函するときは ちょっと感動。 残念ながら山頂の中でも最も高い「剣が峰」から ご来光を見るためには、浅間大社奥宮が営業開始になるのを 30分待つことはできません。 鳥居の前でご挨拶だけして 先を急ぎました。 人生2度目の「剣が峰」に到着しました!! 何度登ってもやっぱり感動します。 ホントは半泣きですが、精一杯の笑顔で。 かなり早く山頂に着いたおかげで、 この「日本最高峰」の塔の前でしっかり撮影できました。 ほんの数分後には続々と登頂者がやってきます。 (冒頭の動画) そこでガイドさんが機転を利かし、 ご来光は15分先の開けた場所まで移動。 振り返って見えるこの小山のてっぺんが日本最高峰「剣が峰」。 左には富士山の下降の雪が少し見えますね。 最後のチカラを振り絞りながら お鉢廻り中を撮影してみました。 山頂からのご来光です。 4回の登山で1回は強風のため七合目で下山、 1回は登頂できましたが雨でご来光は見れず。 2012年のビギナーズラックご来光以来、 2度目5年ぶりのご来光でした。 この景色を見ながら、 山小屋で渡されたお弁当を食べれたんです。 富士山頂でご来光を見ながら 助六寿司を食べられるって本当に幸せ&感動です。 しかもこの場所、穴場。 この12名の貸切状態。 さて、30分ほどのんびりできたでしょうか。 ここから30分かけて残りを廻り、 元の吉田口に戻ってきました。 まだ朝の6:00前ですがこれだけの人です。 吉田口での休憩時間は30分。 下山の洋服に着替えたり、 トイレ、ご朱印帳など頂いてるだけで あっという間に集合時間が来ます。 今回のもうひとつの目的だった 富士山頂奥宮限定のご朱印帳。 デザインも素敵です。 4回とも山頂のお土産店に立ち寄る時間なく下山開始です。 そのくらいのペースですが、 ガイドさん無しではどこで休憩していいかもペースが分からないし、 万が一何かあったらと思うと精神的にありがたい存在です。 逆にゆっくり休んでしまうと 疲れが出てきて下山できないのだろうなと思います。 下山が始まりました。 眼下に雲を見ながらって 本当に自分の足でここまで登ったんだな、と またまた感動するシーンです。 昨日のゴールでくぐった山頂鳥居をと朝日。 登山は7時間くらいかけて。 下山は3時間弱と早いのですが 下山のほうがヒザに来るので辛いです。 途中から一本道のため迷子になることも無く 自由下山となりますから 何度も休憩しました。 下山後は五合目にて富士登頂をビールで乾杯。 その後、温泉で汚れと疲れを落とし、 浜松駅で降ろしてもらったのは16:00前後でした。 せっかくの浜松!ということで うな重を頂き、20:00頃無事に帰宅となりました。