宙SORAのブログ
伊勢神宮参拝2014/内宮・外宮(古殿通り抜け)・月夜見宮・月読宮・倭姫宮・二見輿玉神社
意味ありげなこの写真を最後に先日の日記を書きました。
奈良から向かったのは・・・「伊勢」です。
ビジネス風水士、
そして神社検定3級の宙SORAです。
毎年立春が明けたら伊勢参拝をしています。
昨年はバスをチャーターし、18名ほどで
1泊2日の奥伊勢巡り。
▼大阪からの日帰りコース
▼1泊2日の外宮・内宮・奥伊勢、別宮巡り
など毎年違うパターンでいろいろな伊勢参拝をしてきました。
今年は前泊して、早朝からの伊勢参拝を計画。
早朝5:00〜巡る伊勢の1日をご案内します。
まだ月夜のうちにホテルを出発。
伊勢市駅近くの宿に泊まっていたので
ここからは徒歩で移動。
月夜にピッタリなまずは「月夜見宮」から。
多くの方が参拝されるのは、
午後から参拝した「月読宮」。
こちらは外宮近くの「月夜見宮」。
漢字は違うけど、同じ読み。
早朝と言うこともありますが、
こちらはいつ参拝しても比較的静かで落ち着く神社です。
私の好きな場所のひとつ。
巨大な楠が境内にありますので、一見の価値ありです。
参拝後は徒歩で外宮(豊受大神宮)へ。
10分弱で到着。
まだ朝7:00。
静かな外宮を独り占めできるのも
早起きのおかげです。
外宮一の鳥居。
無人の一の鳥居の撮影に成功。
写真好きの私には、かなり嬉しい1枚です。
ここからは外宮の敷内マップを見ながら読んでいただくと
より一層雰囲気が味わえるかもしれません。
ご正宮が見えてきました。
手前が昨年までの20年間使用されてきたご正殿、
奥が昨年10月に遷宮された新正殿です。
今年は遷宮の年だけに、いつもよりも人が多く、
こちらの写真も無人なのは奇跡的。
(周囲には人がいますのでほんの一瞬のショット)
こちらが古殿。
2014年3月末まではこちら、「外宮の古殿通り抜け」ができましたので
今回の最大の目的はこの通り抜けです。
まずは通り抜けの前に、新しいご正殿の一般参拝と
もうひとつ垣根の中まで入っての「御垣内参拝」を。
知らないと、
公式HPにもどこにも書いていませんので
少しだけ豆知識を。
(上記のリンクも西口神具店さまのページをリンクさせていただきました)
【御垣内参拝(特別参拝)をする方法】
1.1,000円以上寄付する
(どこにも書いてませんので、
外宮か内宮の御朱印帳のところで
「ご寄附したいのですが・・・」と言う)
※1,000円ですと当日有効のハガキをいただき、
外宮・内宮両方の御垣内参拝ができます。
※ちなみに私は2級賛助会員ですので、
平成28年まで何度でも御垣内参拝ができます。
2.正装であること
男性はスーツにネクタイ着用、
女性でも襟付きのジャケットを。
(正装のワンピースでもダメなことがあります)
女性はパンプスかローファーがベスト。
ヒールやサンダル、シューズはNG。
3.ご正殿入口横の、宿衛屋にいる神官さんに会員証を見せる
ここで氏名などを明記して順番を待ちます。
お祓いをして、賽銭箱よりひとつ内側の
大きい玉砂利を歩いて参拝するのは、
心が引き締まります。
2礼2拍手1礼で。
ご正殿は撮影禁止ですので写真はありません。
参拝後は境内にある別宮を参拝。
まずは「多賀宮」。
豊受大神の荒魂をお祀りしています。
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【豆知識】
神様は「一霊四魂(いちれいしこん)」という考え方があり
簡単に言うと、ひとつの神様には魂が4つあるとされます。
それを大きく分けると2つ。
「荒魂(あらたま)」「和魂(にぎたま)」と呼び、
内宮も外宮も、ご正殿にお祀りしているのは「和魂」のほう。
どちらも境内に「荒魂」をお祀りしていますので
せっかくの参拝です。
必ず参拝しておきましょう。
(外宮は「多賀宮」、内宮は「荒祭宮」)
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ここで楽しみにしていた古殿参拝ですが、
通り抜けできるのは朝9:00〜とのこと。
再度戻ってくることにして、
タクシーで内宮(皇大神宮)に向かいました。
(タクシーは混み具合にもよりますが外宮と内宮の距離は10〜20分程度)
※内宮(皇大神宮)マップ
内宮、有名な「宇治橋鳥居」です。
(一の鳥居ではありません)
こちらも人の居ない撮影に成功。
もちろん一瞬の出来事。
20年に1度の遷宮行事ですが、
建て替え、実は「リサイクル」なのでとってもエコ。
この宇治橋の鳥居は、内宮のご正殿の棟持柱を再利用したものです。
昨年訪れた時はピカピカに輝いていました。
(20年経っても、一皮剥けば新品同様にピカピカらしいです)
内宮の境内には梅が咲いていました。
梅越しの日本国旗。
「コケコッコー!」
内宮の白い鶏は「神鶏(しんけい)」と呼ばれ、
神使(しんし)、つまり神の使いとされています。
朝を告げる鶏だけに、
天照大神をお祀りする内宮にはピッタリですね。
神鶏に出逢えて、幸先の良いスタートです。
(余談:白じゃない鶏もいますが、それは神鶏ではありません)
手水舎で手を洗い、五十鈴川へ。
五十鈴川でも手を洗ったのですが、写真を忘れました・・・。
とても清々しく、しばらく滞在。
手水を洗う五十鈴川のすぐ裏にあるのですが
意外と存在を知られていないのが「滝祭神」。
五十鈴川を守護している水の神様です。
一の鳥居を過ぎ、こちらは二の鳥居。
神楽殿を通り過ぎ真新しいご正殿へ。
もう、私の書きたいこと、分かりますよね。
無人撮影には至りませんでしたが、
これでも遷宮年ですから奇跡的なショットです。
外宮と同じく、ここから先は撮影禁止。
一般参拝、御垣内参拝を終え、
神楽殿にてご祈祷をしていただきました。
(当社は毎年恒例)
御神楽の種類と料金、
初めての方には少し分かりにくいかも。
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【豆知識/伊勢神宮参拝の種類】
簡単に分けると3種類
①神楽を舞っていただく 15,000円〜
②祈祷をしていただく 5,000円〜
③特別参拝(御垣内参拝) 1,000円〜
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詳細はおはらい町通りの食事処岩戸屋さんのページで。
内宮の荒魂「荒祭宮」。
五十鈴川の反対側にある風の神様
「風日祈宮(かざひのみのみや)」。
参拝を終えて内宮を散策。
立派な錦鯉に、子どもたちがはしゃいでいました。
小春日和のポカポカな1日。
3月とは思えない温かさで、参拝には最高の天候。
外宮の古殿参拝のため予定が大幅に変更。
旅にアクシデントはつきものですが
こんな楽しいアクシデントなら喜んで、と昼食前ですが赤福本店で休憩。
有名なので大行列ですが、
回転は速いのですぐに案内していただけます。
下の写真が赤福本店内。
五十鈴川を眺めながらのひと時はホッとします。
時代劇に出てきそうな町並みのおはらい町通り、
赤福本店の前に広がるのはおかげ横丁。
食べるところも、お土産屋もたくさんあり、
どこに入るか迷ってしまうほどです。
この日は偶然、和太鼓の演奏をしていました。
御祈祷の願意、
私はいつもこの「神恩感謝」です。
生きているだけで、生まれただけでも
本当に感謝ですから。
この人生をどう切り開いていくかは
私たちそれぞれの問題です。
さて、早朝出発の空腹も満たされたところで
再びタクシーで外宮に戻ります。
こちらが古殿の裏側。
御垣内参拝した人しか見ることのできない風景です。
もちろんここから先は撮影禁止。
心に焼き付けながら、15分くらいかけて
ゆっくり通り抜けさせていただきました。
間近で見るご正殿は遠くで見るよりはるかに大きく、
20年経っても、それはそれは立派でした。
昨年、新しいご正殿の中に白い石を曳き詰める
「お白石持ち行事」に参加させていただきましたので
これで両方の通り抜けをさせていただけたことは
貴重な経験となりました。
再びタクシーで移動。
「倭姫宮(やまとひめのみや)」 と
「月読宮(つきよみのみや)」
こちらの月読宮は4つの宮があり、参拝順が決まっています。
端からではないので、覚えておくといいでしょう。
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【豆知識/月読宮の参拝順序】
向かって右から
②月読宮荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)
①月読宮(つきよみのみや)
③伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)
④伊佐奈彌宮(いざなみのみや)
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月読宮の遷宮が始まっていました。
予定が変更になった割にはスムーズに進行したので
給与、海に向かおうと五十鈴川駅から電車に乗り二見浦駅で下車。
気を付けて欲しいのですが、二見浦駅は無人駅でした。
(昨年訪れた時に知っていたはずですが、
すっかり忘れてSuicaで乗車してしまいました・・・)
夫婦岩に到着。
夏至の前後の晴れた日には、この岩と岩の間から
富士山が見れるそうです。
夫婦岩があるのは
「二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」
方位の神様、道開きの神様、
猿田彦大神ほかをお祀りしている神社です。
伊勢周辺は1年中注連縄を飾っています。
参拝を終え、遅めの昼食にサザエを。
駅までの帰り道、つくしがたくさん生えていました。
帰りの近鉄特急、車窓からの夕陽は
今日の1日の締めくくりに最高でした。
宙SORA