六曜と一粒万倍日・不成就日

「大安」「仏滅」・・・・は六曜（ろくよう・りくよう）と呼ばれる暦注（吉凶日）で、一般のカレンダーにもほとんど記載されていますね。「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の全６種あります。これとは別に最近「一粒万倍日」（いちりゅうまんばいび）とか「不成就日」（ふじょうじゅび）という日を聞いたことはありませんか？宝くじ売り場の前を通ると「本日は一粒万倍日」と書かれたのぼりを見かけるようになりました。

一粒万倍日とは？

読んで字のごとく「一粒の種が万倍に増える」といわれ、少ないものが大きくなってかえってくるめでたい日とされ、特に仕事始めや開店、種まき、お金を出すことに良い日といわれています。なのでこれが「宝くじを買うのに良い日」となっていったのもうなづけます。

不成就日とは？

「不・成就・日」と３ブロックに分けて考えるとわかりやすいです。 「成就」＝願いが叶う、「不」＝打消し・否定、ですから「願いが叶わない日・思い通りにならない日」となります。 万事に成就しない日なので、結婚、開店、子供の命名、移転、契約などはしないほうが良いとされています。また願い事や何かの習い始め、申し込み、病院などの初診、相談事などはしないほうが良いとされています。

一粒万倍日と不成就日が重なった日の過ごし方

年に数回あります。例えば2021年5月31日（月）は一粒万倍日であり、不成就日でもあります。こんな日はどう過ごせばよいでしょうか？答えは意外と簡単です。「願いがあるコトかないコトかで判断」するのです。例えば宝くじを買うのはどうでしょう？「当たってほしい」といいう願いがありますよね？なので購入はNGです。仕事の契約はどうでしょうか？「この仕事がうまくいって商売繁盛したい」という願いがありますね。ですから契約もNGです。しかし「友人との会食」はどうでしょう？楽しむための時間なのでこの会食で何かを期待するものではありませんよね？楽しむだけならOKです。こういう風に考えるとわかりやすくないですか？　では判断できるようになったかどうか問題を出します。 「合コン」はOKですか？NGですか？・・・NGですね。「彼氏・彼女が欲しい」という願いがありますからこの日のお誘いは避けたほうがいいでしょう。とこんな感じで使い分けます。

新月や満月と不成就日が重なったら？

上記とほぼ同じ使い方です。　新月や満月の日に願い事を考えたり、少し古い話ですが、お財布をフリフリしている投稿を見かけたことがあります。（私は一切しませんが）新月や満月＝願いが叶う日＋不成就日＝願いや契約が思い通りにならない日、であれば、願い事は書かないほうがいいし、念じないほうがいい、と思います。その日は「楽しく過ごす」ことだけ心がけるといいでしょう。

不成就日は何もしてはダメ？不成就日の過ごし方

私の活用法をお伝えします。風水事務所として会社経営しているため、日々タイトスケジュールです。そこで不成就日を活用して「仕事をしない日」を設けています。 「願い」があるものはすべて「お休み」します ●個別相談は受けない・・・相談者の問題解決をしたい＝願い ●ブログやSNSなどの配信はしない・・・読者に伝えたい＝願い ●契約書などは作成もしないし、送付もしない・・・よい仕事になってほしい＝願い ●氏神様などに願い事をしない・・・参拝にいくことはあるけどご挨拶のみにする 代わりにこんなことをしています。 ●読書・・・仕事の手を止め、読む時間を確保できる ●掃除・・・ついつい後回しになりそうだけど、不成就日が定期的にあると掃除も定期的にできる ●運動・・・ウォーキングやスポーツジムに行く日にする ●買い物や料理・・・人間らしい時間を過ごせる

●プライベートな会食・・・仕事抜きの楽しい食事会やデート

  習い事などの場合で複数回のコースがある場合に不成就日は気にしなくてOKです。申し込みの日だけ吉日にしておけば問題ありません。