宙SORAのブログ

風水鑑定には「目に見えるモノ」と「目に見えないモノ」両方の判断が必要

暮らす環境が運を決める

風水では、どのような環境に身を置くかによって運は変わると考えます。 例えば生まれた国や時代だったり両親や性別は、宿命や天運と言われるすでに決まったものなので変えることはできませんよね。 けれど、同じ生年月日で生まれても違う人生になるのは、暮らす環境が違うからです。 古代中国で生まれた風水は、大地に流れる気のチカラ(エネルギー)を活用して、環境と調和を図ることで運の流れを好転させようというものです。その昔は皇帝が都をつくる時に、国家の繁栄や皇帝の命を守るために秘策として使われていた大変貴重なものでした。 現代の風水では、ラッキーカラーや開運グッズのイメージが強いかもしれません。もちろん、それも悪くはありませんが、風水的に良いと言われる住居とは、占い的要素だけでなく、本来の環境学としての風水を忘れてはいけません。 良い環境にいれば、人は自然と優しいココロが生まれ、前向きな気持ちや、より幸せを感じるようになっていきます。

巒頭法と理気法

風水師が住居やオフィスを鑑定をする時には、いくつかの流派を組み合わせるのが一般的で、その中でも大きく分けて「巒頭法」と「理気法」に分かれます。

「巒頭法」とは

目に見えるものから吉凶を判断するものです。 山や川などの地形や、ビルやマンション、隣の家などの建物、近くの公園など、周辺の建物すべてから、そこに暮らす人に与えるエネルギーがあります。 ですから、周辺の環境チェックは重要です。 リビングやバルコニーから見える景色は建物や壁に妨げられない、広く抜けた眺望の良い景色であることが必要です。 家から駅までの道は明るく人通りがあるのかもチェックします。例えば犬の散歩や子どもたちの笑い声など活気にあふれている方がいいですね。 家の中に龍の道=気の流れをつくること、つまり、龍のエネルギーをマイホームに呼び込むのが風水師の役割ですから、もちろん家の中の家具の配置やインテリアもチェックします。 この気の流れはまるで私たちのカラダの中に流れる血流の流れと似ています。玄関から入ってきた気は、廊下を通って各部屋に流れます。隅々まで流れていれば血流も隅々まで行き渡り、健康な住居とみます。しかし、玄関が暗くて靴や小物を置いてゴチャゴチャしていたり、廊下が置物などで気の流れを塞いでいたり、反対に気の通り道に窓があって気が抜けていたりすると、エネルギーが部屋の隅々まで行き渡らず不健康な住居になってしまいます。 風水師はそうした不健康な場所を見つけ、治療する「住居のドクター」とも言えますね。

「理気法」とは

目に見えないものから吉凶を判断するものです。 風水では、ひとりひとりの生年月日によって吉凶方位が異なります。例えば北東方位がAさんによっては凶方位でも、Bさんには大吉方位だったりする、ということです。その吉凶方位を元に、ひとりひとりに最適な部屋割りと、家庭内に起こっている問題の原因を探り、解決法を見出すことができます。ですから、これから新居を探している人にとって、あなたの波長に合った物件を探すことができます。 また、玄関の向きや、建築年によって建物吉凶方位も導き出せるので、特に新築の建設やマンションの購入、リノベーションなどには、吉凶方位を事前に知れることで、より安心して物件選び、設計図の作成ができます。

まとめ

土地、家の中、周辺の環境すべて見てこそ風水です。 目に見えるもの(陽)からの吉凶判断、目に見えないもの(陰)による吉凶判断、陰と陽どちらもバランスよく取り入れることが必要です。 また、スタイリッシュ風水®では、現代に合ったインテリアや快適な室内の中に自然に風水を取り入れる事を大切にしています。 ですから、占い重視の設計図やインテリアアドバイスではなく、あくまでも暮らしやすさ、インテリアのトータルコーディネイトなどオシャレにセンス良く暮らすことを提案しています。 この記事の担当:中西美抄