宙SORAのブログ
【伊勢神宮”神嘗奉祝祭”「初穂曳」の”特別神領民”】
伊勢神宮には年間1500余りの祭りがあります。
その中で最も重要な祭儀「神嘗奉祝祭」。
今年の新穀を奉納するとともに、
五穀豊穣、国民の平和などを祈念する大祭です。
名誉なことに、2016年の初穂曳 外宮の陸曳に
「特別神領民」として参加させていただきました。
前日は仕事だったため、当日の始発で伊勢入り。
対向車線には時刻表に載っていない
「鮮魚列車」と出会いました。
大阪に神泉な鮮魚を運ぶための
専用列車だそうで、一般乗車はできないそうです。
まずは内宮近くの神宮会館へ集合。
伊勢市民以外で参加したのは
全国から集まった約300名。名誉なことですね。
白シャツ、白ズボン、白靴下、白靴、白いカバンは持参。
配布していただいたハッピやハチマキに着替えます。
数台のバスで外宮近くの出発地点の高柳商店街へ移動。
長い長い綱を、数百名で外宮まで曳きながら練り歩きます。
木遣り(きやり)という先導さんの唄に合わせて
こちらもかけ声をかけます。
恥ずかしいとは言ってられません。
こんな機会は滅多にないので、
外宮に着くまで元気よくかけ声をかけて歩きました。
何を曳いているかというと、この大きな車輪の「お木曳き車」。
ここに奉納する新穀が積まれています。
全部で3基だったのですが、
1基目は子どもと皇學館大大学生
2基目は伊勢市民
3基目が特別神領民、一般の私たちです。
約2時間かけて外宮に到着しました。
外宮の鳥居前で、稲穂を受け取ります。
先ほどまで大声で祭りを盛り上げていたのが一転、
ハチマキも手ぬぐいも取り、
神聖な気持ちで静かに参道を歩きます。
奉納を終えたあとは、ハッピのまま
全員で外宮の御垣内参拝。
(ここから先は撮影禁止)
参拝を終えた後、
神宮会館に戻り昼食です。
昼食後は正装に着替えて、内宮・宇治橋鳥居に集合。
全員で内宮の御垣内参拝と、
正式参拝(お神楽/約40分)で締めくくりました。
帰りの近鉄特急の車窓から見た夕陽の右ヨコには
雲が虹色になる「彩雲」が何十分も並走してくれました。
彩雲は比較的よく見られる現象ではあるのですが、
吉兆の現れと言われますので、
とても良い一人旅になりました。
宙SORA
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2013年