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キャラで覚える通変星⑩ 正印|クジャクの物語で学ぶ宙SORA流・本格四柱推命
宙SORA流「通変星シリーズ」。今回は【正印】の物語です。
今回の主人公は「正印」。知恵と慈愛を象徴するこの星は、気高く羽を広げるクジャクとして登場します。
美しい羽根を誇りながらも、静かに周囲を見守るその姿は、正印の探究心と包容力をよく表しています。この記事では、その意味・性格・特徴をわかりやすくまとめ、クジャクの物語を通して正印の精神を体感していただけます。
また、 四柱推命を学ぶ方にとっては、命式に正印がある人の性格や適性を理解する一助となれば幸いです。

正印の意味・性格・特徴
- 知識欲が強く、学び続けることを好む
- 人に教えたり、育てたりすることが得意
- 優しく面倒見がよく、母性を感じさせる
- 自分の考えにこだわりすぎると、融通が利かなくなることも
- 精神的な満足に価値を置く
キャラクターで表す正印:クジャク
宙SORA流では、正印をクジャクのキャラクターに重ねています。
クジャクのセイインは、賢く知識にあふれ、みんなに教えることが大好き。美しい羽を広げて誇らしげに語る姿は、まさに正印の「学び」と「誇り」を映しています。
けれど、自分の知識ばかりに意識を向けすぎると、周囲から孤立してしまうことも。物語の中でセイインが「知識を分かち合いながら、仲間と共に楽しむ」ことを学んだように、正印は調和を通して真の力を発揮します。
ここからは、キャラクター絵本の言葉をそのままお届けします。クジャクのセイインの物語を、どうぞお楽しみください。

森の奥深くに、それはそれは賢いクジャクのセイインが住んでいました。
セイインは森のどんなことでも知っていて、みんなに物事を教えるのが大好きでした。

ある日、森に知りたがり屋のキツネ、コンがやってきました。
「セイインさん、どうして空は青いの?」「どうして葉っぱは緑なの?」
コンは毎日たくさんの質問をしました。

セイインはどんな質問にも、すらすらと答えます。
「それはね…」と話すとき、自慢の美しい羽を広げるのを忘れません。
自分の知識をみんなに披露するのが、セイインの誇りだったのです。

コンが木登りの練習で手足をすりむくと、セイインはすぐに駆け寄って、薬草の知識で手当てをしてあげました。
「もう大丈夫よ」。
その姿は、まるでお母さんのようでした。

ところがある日、コンは新しい遊びを思いつきました。
「ねえみんな!川のそばに、僕たちの秘密基地を作らない?」
森の動物たち大喜び。

それを聞いたセイインは、ぷいっと横を向きました。
「秘密基地ですって?そんなくだらないことより、私がお星さまの話をしてあげますわ。私の言うことを聞いていれば間違いないのですから」。

それを聞いたセイインは、ぷいっと横を向きました。
「秘密基地ですって?そんなくだらないことより、私がお星さまの話をしてあげますわ。私の言うことを聞いていれば間違いないのですから」。

一羽だけになったセイインは、遠くからその様子を見ていました。
みんなの楽しそうな笑い声が聞こえてくると、自慢の羽もしゅんと小さく見えました。
「どうして誰も、私の話を聞きに来ないのかしら…」

セイインは、はっとしました。
自分は知っていることばかりを話し、みんながやりたいことを見ていなかったのです。
セイインは勇気を出して、みんなのところへ歩いていきました。

「みなさん、ごめんなさい。私、間違っていました。この基地をもっと素敵にするために、私の知恵を使わせてくださらない?」
コンや森の動物たちは大喜びでセイインを迎えました。
セイインの知識とみんなの力が合わさって、森で一番素敵な秘密基地が完成したのです。
まとめ
正印は「知性と品位」を象徴する星です。
特に元命にある人は、学びや精神性を大切にし、周囲を導く存在となります。
正印
👉 これで十干十二星の基本的な通変星を一通りご紹介しました。
👉 気になる方は、宙SORA公式LINE に【お名前・生年月日】を送ってください。あなたの元命をお伝えします。学びを深めるヒントにどうぞ。
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2013年