宙SORAのブログ

【保存版】本格風水「玄関」:八宅派と玄空飛星派で徹底解説!~吉凶判断編~
1. ビジネス成功の秘訣は玄関にあり? 有名企業も実践する風水の力
企業の「顔」であり、すべてのエネルギーの入り口となるオフィスの玄関は、風水において売上を大きく左右する非常に重要な場所です。単なる出入り口と捉えられがちですが、風水ではこの空間を、「龍気の通り道」と考え、外部からの「良い気」、つまりビジネスチャンスや繁栄をもたらすポジティブなエネルギー、あるいは停滞や損失を招くネガティブなエネルギー(淀んだエネルギー)が最初に入り込む場所と考えます。そのため、玄関の状態を整えることは、オフィス全体の運気を向上させ、ひいては売上アップに直結する重要な要素となるのです。
例えば、玄関が「龍気の通り道」として機能していれば、新規顧客からの問い合わせが増えたり、契約率が向上したりする可能性があります。
特に、現代のビジネスリーダーが風水を盛んに活用している東南アジアや華僑圏では、オフィスの玄関はとりわけ重要だと考えられています。
実際、香港上海銀行(HSBC)や中国銀行といった世界的な金融機関をはじめ、シンガポールのマリーナベイサンズなど、アジアを代表する企業の多くが、建物の設計やオフィスレイアウトに際して風水師のアドバイスを取り入れたり、顧問として迎えたりした例は広く知られています。
また、ドバイやシンガポール、マレーシアや香港など、世界で活躍しているトップ風水師は、単一の理論だけでなく、複数の風水を複合的に組み合わせて、総合的に判断するのがグローバルスタンダードとなっています。

シンガポールは風水師監修の建物が多い(筆者撮影)
2. なぜオフィスの玄関が重要なのか?
オフィスの玄関は、文字通り外部からの「気」が最初に入り込む場所です。風水において「気」とは、私たちの環境に存在する目に見えないエネルギーの流れを指し、人の流れや空気の流れ、光の入り方など、様々な要素によって生まれるエネルギーです。そして、この気の流れが、そこに集まる人々の健康、思考、感情、そしてビジネスの運気に影響を与えるとされています。

オフィス玄関は、龍気の入口
明るく清潔で、ポジティブな「良い気(正気)」は、新しいビジネスチャンス、有益な情報、そして良好な人間関係をもたらす原動力となります。この良い気がオフィスにスムーズに流れ込むことで、社内の雰囲気は活気づき、従業員の士気は高まり、新しいアイデアが生まれやすくなったり、顧客や取引先との関係が円滑になったり、予期せぬビジネスチャンスが舞い込んだりといった好循環が生まれます。これは結果として、直接的に売上の向上へと繋がっていくのです。
一方で、玄関に荷物が山積みになっていたり、暗かったり、汚れていたりすると、澱んだ「停滞したエネルギー」が溜まりやすくなり、良い気がオフィス内に入り込むのを妨げます。運気の流れが滞ると、オフィスには停滞感が生まれ、トラブルが発生しやすくなったり、コミュニケーションがうまくいかなくなったり、ビジネスが停滞したりといった悪影響が出やすくなります。例えば、従業員のモチベーションが下がり、離職率が高くなったり、顧客からのクレームが増えたりする可能性が高くなります。これは、ビジネスの機会損失や効率の低下を招き、売上の低迷に繋がる可能性があるのです。
そのため、オフィスの玄関を風水の観点から整えることは、単なる迷信やゲン担ぎではなく、より良いビジネス環境を作り出し、会社の潜在能力、そして売上アップに繋がる、気というエネルギーを最大限に引き出すための戦略的な取り組みと言えるでしょう。
3. 八宅派風水から見るオフィスの玄関
風水にはいくつかの流派がありますが、その土地や建物の持つ「地球のエネルギー」と、そこで働く「人々のエネルギー」との関係性を判断する八宅派風水は、オフィス風水を理解する上で基本的な、そして重要なアプローチとなります。八宅派はその多角的な視点の一つとして、建物の根源的なエネルギーを知る上で有効な理論と言えます。
八宅派風水は、オフィス玄関の向きと、経営者の生まれ年と性別を基に、吉凶を判断する風水です。

八宅派風水はオフィス玄関の向きが決め手
3-1. 【宅卦】オフィス玄関の「向き」から割り出す、オフィス空間の吉凶エネルギー
まず、八宅派では、オフィス玄関の向きから「宅卦(たくか)」を定めます。「宅卦」とは、そのオフィスが持つエネルギーの性質を示すもので、これによってオフィス内の各方位の吉凶が判断されます。
八宅派では建物を「東四宅」と「西四宅」に分類し、それぞれのタイプによって吉となる方位(生気、天医、延年、伏位)と、凶となる方位(絶命、五鬼、六殺、禍害)が存在します。まとめて「八遊星(はちゆうせい)」と呼びます。
オフィスの玄関が、そのオフィスにとって吉となるエリアに位置していることが、良い運気を取り込む上で非常に望ましいとされます。
例えば、ある会社の玄関が、「生気」や「延年」といった吉方位にあれば、事業の発展や従業員の健康に良い影響を与える可能性があります。
宅卦|東四宅グループ|
玄関が「南」「北」「西」「北西」向きのオフィス




宅卦|西四宅グループ|
玄関が「東」「北東」「南東」「南西」向きのオフィス




3-2. 【本命卦】一人ひとりが生まれ持つ、方位ごとの吉凶エネルギー
次に重要となるのが、経営者が生まれ持つエネルギーを示す「本命卦(ほんめいか)」です。
「本命卦」とは、個人の生まれ年から導き出され、その人が持つ固有の運気のパターンを示すものです。特に、経営者や売上に関わる主要なポジションにある人物の本命卦と、オフィスの玄関が位置する方位との相性は、個人の能力発揮や事業の発展に深く関わってくると考えられています。本命卦にとって吉となる方位に玄関があれば、その人物の運気がサポートされ、事業全体にポジティブな影響が及ぶと期待できます。
例えば、経営者の本命卦である「生気」が玄関にあれば、経営者のリーダーシップが発揮され、業績が向上する可能性のあるオフィスになります。

早見表で簡単!あなたの本命卦をチェック
下の表は、あなたの生まれた年と性別から、ご自身の本命卦を簡単に調べることができる早見表です。生まれ年と性別が交わるところが、あなたの本命卦です。LGBTQの方は、出生時の性別が本命卦となります。
本命卦は、「坎命(かんめい)」「艮命(ごんめい)」「震命(しんめい)」「巽命(そんめい)」「離命(りめい)」「坤命(こんめい)」「兌命(だめい)」「乾命(けんめい)」の全8タイプに分類され「八遊星」(はちゆうせい)と呼びます。
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生まれ年と性別であなたの本命卦がわかる(小寒前の生まれは前年の本命卦)
立春説など諸説ありますが、コフク スタイリッシュ風水アカデミーでは、本命卦の年の区切りを「小寒(しょうかん)」としています。
重要な注意点:年の区切りについて
したがって、1月1日から小寒(例年1月5日頃)の前日までに生まれた方は、前年の本命卦となりますのでご注意ください。
例えば、2000年の小寒が1月6日10:01からですので、2000年1月1日午前0時から1月6日10:00までの生まれの女性の場合、本命卦は、1999年の「艮命(ごんめい)」になります。
本命卦|東四命(とうしめい)グループ|
|離命|震命|巽命|坎命|
東四命グループは、吉方位が北、東、南東、南になります




本命卦|西四命(せいしめい)グループ|
|乾命|兌命|艮命|坤命|
西四命グループは、吉方位が南西、西、北西、北東になります。




八遊星(生気・天医・延年・伏位・禍害・六殺・五鬼・絶命)の意味
<吉方位>
最大吉|生気(せいき)
金運・発展成功・社交的
大 吉|天医(てんい)
病気治癒・努力運・援助運
中 吉|延年(えんねん)
人間関係良好・良縁・調和
小 吉|伏位(ふくい)
不動・安定・計画性
<凶方位>
小 凶|禍害(かがい)
不安・自信喪失・慢性疲労
中 凶|六殺(ろくさつ)
浪費・負債・自堕落・不倫
大 凶|五鬼(ごき)
対人トラブル・精神不安定
最大凶|絶命(ぜつめい)
絶望・破産・短命
八宅派風水でオフィス玄関をチェックする際は、まず、オフィスの「宅卦(たくか)」を求め、オフィス玄関が八遊星(はちゆうせい)の何になっているかを知ることが優先されます。
その上で、経営者の「本命卦(ほんめいか)」の八遊星も吉方位になっていれば、「宅命相配(たくめいそうはい)」のオフィスとなり、風水としては最適です。
もし宅卦と命卦の吉凶が異なれば、玄関に関しては宅卦を優先します。
本命卦は、社長室(デスク)に重要なので、これについてはまた、別の機会に記事にします。
4. 玄空飛星派風水から見るオフィスの「財運方位」
オフィスを取り巻く風水のエネルギーは常に変化するため、昨年の好調が今年も続くとは限りません。この変化を読み解き、新たなビジネスチャンスを掴むための羅針盤となるのが玄空飛星派風水、一般的に『フライングスター風水』として知られています。現在、世界的に最も人気のある風水でしょう。

この流派では、建物の建築された年と正確な向きを基に作成される『飛星図』を用いて、オフィス内の各方位に巡っているエネルギー(九星)の性質と吉凶を詳細に分析します。
先ほどの八宅派では、大きく八方位で判断しましたが、フライングスター風水は二十四方位から正確に方位を特定するため、より詳細な鑑定が可能です。建物の建築年と向きの組合せによって、例外を除いても144パターンもの飛星図が存在することが、その奥深さと精密さを物語っています。固定的な八宅派風水だけでは捉えきれない、「現在の財運が舞い込んでくるオフィスなのか」を知るためには、ぜひとも知っておきたいものです。

玄空飛星派において、建物の向きを示す「向(こう)」は、外部からのエネルギーが最も強く入ってくる、いわば建物の「顔」です。八宅派では玄関を「口」として捉えましたが、この「向」の方位にどのようなエネルギーが配置されているかが、ビジネス全体の運気に大きな影響を与えるとされています。


飛星図には、時の流れを司る「運星」、財運を象徴する「水星(みずぼし)」(風水では、流れ込む水がお金に例えられるためこのように呼ばれます)、健康運や人間関係を司る「山星(やまぼし)」などが配置されます。オフィス全体で、特にビジネスの発展に重要な財運は、「向」の方位に巡る水星(向星)の状態によって大きく左右されるため、この方位のエネルギーを適切に理解し、整えることが収益向上に不可欠となります。
玄空飛星派には「三元九運」という180年周期の時間の概念があり、約20年ごとに地球を取り巻くエネルギーの質が変化すると考えられています。
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【三元九運】※180年周期
上元(60年)
一運 (1864-1883)
二運 (1884-1903)
三運 (1904-1923)
中元(60年)
四運 (1924-1943)
五運 (1944-1963)
六運 (1964-1983)
下元(60年)
七運 (1984-2003)
八運 (2004-2023)
九運 (2024-2043) ※現在
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あなたのオフィスの「飛星図」を調べる!
あなたのオフィスは、三元九運のどの期間に建物が完成しましたか?例えば2019年5月に完成した建物なら、八運のエネルギーを持つ建物となります。
※玄空飛星の年の区切りは八宅派と異なり、立春(2月4日頃)となるので注意してください。
次に、建物の顔である「向(こう)」を、二十四方位から正確に求めます。二十四方位は、ひとつの方位が15度になります。本格的に風水を学ぶ場合は、南が上(指南)になります。例えば、南は「丙・午・丁」の3つに区分されますが、南の英語「South」の頭文字をとって時計回りに「S1・S2・S3」と言います
建物の方位が分かれば、下の一覧表から、あなたのオフィスの飛星図を見つけることができます。
飛星図一覧|六運(1964~1983年)に完成した建物

飛星図一覧|七運(1984~2003年)に完成した建物

飛星図一覧|八運(2004~2023年)に完成した建物

飛星図一覧|九運(2024~2043年)に完成した建物

飛星図の各方位には「漢数字・青〇数字、赤△数字」の3つの数字が入っています。青〇数字が財運を示す「水星(みずぼし)」、赤△数字が、人間関係や健康運を示す「山星(やまぼし)」です。
ポイントは、2024年から2043年までの約20年間が『第九運』という新しい時代に入ったことです。この第九運において、特に強い影響力を持つ、財運に関わる水星は以下の二つです。
- 水星9(九紫火星): 第九運において最も勢いの強い吉星であり、『旺気(おうき)』と呼ばれます。爆発的な発展、成功、名声、そして強力な財運の上昇を象徴します。オフィスの玄関や大きな窓側に、水星9が巡っている場合、事業が急成長したり、思いがけない大きな収益に繋がったりといった、非常に強力な追い風が期待できます。第九運におけるビジネスの繁栄を掴む上で、水星9が巡るエリアは、まさに『ゴールデンゲート』と言えるでしょう。
- 水星1(一白水星): 第九運においては『生気(しょうき)』と呼ばれる、中吉の星です。学問での成功、地位や名声を意味します。玄関や大きな窓に水星1が巡る場合も、新しいビジネスチャンスが舞い込んだり、人脈が広がったりすることで、事業の発展に繋がる可能性があります。特に、創造性や対人関係が重要なビジネスにおいては、水星1のエネルギーを活かすことが有益です。
玄空飛星派の視点を取り入れるためには、オフィスの建築年と正確な向きを基に、現在の飛星図を正確に作成することが第一歩です。その上で、玄関の位置に水星9や水星1といった吉星が巡ってきているかを確認し、もし吉星が巡っているのであれば、その強力なエネルギーを最大限に引き込むための環境調整を行います。ただし、飛星の吉凶は、その方位の外部環境(道路、建物など)や室内の状態によっても影響を受けるため、専門家による詳細な鑑定がおすすめです。
5. 八宅派と玄空飛星派の考え方を融合させる
オフィス風水で売上アップという具体的な成果を追求するためには、まず玄空飛星派の視点を取り入れ、オフィス全体のエネルギーを最適化することが重要です。現在の『第九運』という時代の流れの中で、玄関の位置にどのようなエネルギー(特に財運を司る水星9や水星1)が巡ってきているかを詳細に分析します。玄関に強力な吉星が巡っている場合は、そのポジティブなエネルギーを積極的に活用し、さらなる繁栄に繋げるための具体的な対策を講じます。逆に凶星が巡っている場合は、そのネガティブな影響を和らげるための適切な「化殺(かさつ)」を行います。
その上で、八宅派の基本的な考え方に基づき、オフィスの建物の宅卦と経営者や主要メンバーの本命卦との調和を考慮し、オフィス全体としてのエネルギーバランスを整えます。これは、オフィスという器そのものが持つ基本的な運気を安定させるための基盤作りであり、個々の働く場所や、デスクの配置を決定する際の重要な要素となります。
世界で活躍するプロの風水師が複数の流派を複合的に用いるのは、この統合的なアプローチが最も効果的な診断と対策に繋がることを知っているからです。このように、まず玄空飛星派でオフィスの「今」のエネルギーを捉え、八宅派で長期的な安定を図ることで、より精緻で効果的なオフィス風水対策を実行し、売上アップという具体的な成果へと繋げます。
まとめ
オフィスの玄関は、あなたのビジネスが外部の世界と繋がる最初の接点であり、会社の運命を左右する可能性を秘めた、まさに「龍気の入り口」です。そして、それが「お金の通り道」として強力に機能しているかどうかは、風水の視点から診断し、適切な対策を講じることで大きく変わります。
古来より伝わる風水の智慧、特に八宅派が示す玄関の向きと人の運気の調和、そして玄空飛星派が解き明かす時間の流れと空間のエネルギー変化、そして現在の第九運における水星9や水星1といった強力な財運の星の活用は、あなたのオフィスが売上アップという具体的な成果に繋がる、ポジティブな「運気」を取り込むための強力なパワースポットとなり得ます。
風水は単なる迷信ではなく、長年の経験と観察に基づいた環境学、そして統計学としての側面も持ち合わせています。あなたのオフィスが持つ潜在的なエネルギーを最大限に引き出し、ビジネスをさらなる高みへと導くために、この機会にオフィス玄関の風水に真剣に向き合ってみてはいかがでしょうか。
ただし、オフィス風水の鑑定は、建物の正確な方位測定、建築年の把握、そして複雑な計算と分析が必要です。より詳細な飛星図の作成や、個別のオフィス環境に合わせた具体的な風水対策、八宅派と玄空飛星派を統合した精緻な鑑定については、専門の風水コンサルタントに相談されることをお勧めします。プロの知見と的確なアドバイスを得ることで、あなたのオフィスは売上アップの「気」が満ちあふれる、「お金の通り道」として強力に機能する理想的な空間へと確実に変わっていくことでしょう。