---

電気・ガス・電話を止められた過去の体験

風水師になる前の、ワタクシ宙SORAの実話です。 ガスが止められたときは本当に困りました。記憶を抹消したい過去なので、明確には覚えていないのですが、冬でした。まず、カップ麺を食べようと思っても、お湯が沸かせない。電気が止められてエアコンも効かないので、お風呂に入って早く布団に入ってしまおうと思っても、お湯が出ない・・・。寒くてカラダも縮こまるし、電気が点かないから暗いから、どうやっても思考はネガティブになっていきます。それでも当時の私は30代でしたから、まだ気力で生きることができました。

このまま人生が終わってしまうのはイヤ

何度も「生活保護」の四文字が浮かぶのですが、住居や生活費などのセーフティネットは保証されても、もちろんですがデメリットもたくさんあります。風水師になる前は中小企業の正社員だった私ですが、年収は200万円程度の俗にいう「低所得者層」でした。この人生が金運を遠ざけていることに、このときは気づいていませんでした

金運は「お金のファン」にやってくる

「いやいや、お金が嫌いな人なんていないでしょ」と言いたい人もいるでしょう。ところが、多くの人が、実はお金のこと、嫌いなようです。もしかしたら、あなたもそうかもしれません。いくつかテストをしてみましょう。お金が好きかどうかは、大好きなタレントや芸能人に置き換えて考えると分かりやすいのです。ファンの俳優さんのことはものすごく詳しいのに、お金のことは全然知らない・・・「こんなに興味を持っていなかったんだ」と気づけるかも。

お金大好きテスト

Q1．あなたはお金についてどのくらい知っていますか？ ・銀行の普通預金の金利、定期預金の金利、今日の円相場、日経平均株価など Q2．あなたが65歳になったときの年金受給額はいくらですか？ 定年後の毎月の生活費は、現在とほぼ同じと言われる。減るどころか実際は多くなる傾向。毎日が日曜日になり、出かける機会が増えたり、病院代が増すため。 Q3．人生100年時代。65歳までにいくら貯蓄があれば、予定通りの老後を歩めますか？ そのためにどのような資産計画を立てていますか？ Q4．定年後にも収入が得られる準備はできていますか？ それは毎月いくらの収入ですか？ Q５．老後にも収入を得られるための自己投資（リスキリング）をしていますか？ ※リスキリング＝学びなおし Q6．お金の勉強をしていますか？ ・独立＆起業、成功哲学の知識と実践 ・SNS・ブログ運用 ・売り上げを上げる営業法 ・再現性ある仕組みづくりのためのマーケティング ・自動化システムが本当に自動化されるまでの業務内容 ・インボイス制度や電子帳簿保存法など Q7．人生で一番高い買い物と言われる住居について 持ち家ですか？賃貸ですか？ 100年人生と言われます。65歳時点で築何年になりますか？ 賃貸なら100歳までの家賃は貯めていますか？ 持ち家なら修繕費は貯めていますか？ いかがでしょう？ まだまだあるのですが、高所得の人ほど上記の内容に詳しく、低所得層の人ほど無頓着です。これではますます年収に差が開いていくのがわかりますね。大好きなタレントさんくらい、お金のこと知っていましたか？知らないと引き寄せ方が分からないのは当然です。いまからでも遅くはない。知れば知るほど、人生は楽になります。

私は「お金のこと」を知らなかった

以前の私は、「収入を上げる」なんて考えたことがありませんでした。しかも若かったせいもあり、将来のことなんて、そんなに深く考えたこともありませんでした。友だちろ車でドライブしたり、グルメやファッションを楽しんだり・・・ごく一般的な日々を過ごしていました。人の保証人になるまでは・・・ いざ借金を抱えてみると、お金のことを何も知らないので、返済することができませんでした。薄給の私には、毎月の生活とドライブやグルメなど少しの楽しみが精いっぱいの人生でしたから、外食代を控えたところで、たかが数万円では毎月の返済額にもなりません。その結果・・・・滞納し、延滞金により負債は膨れ上がっていきました。（今ならきっと「過払い請求」できるのでしょうね）「どのように返済するのが正しいのか」「収入は何をどうやったら上がるのか」「法的に救済してくれる方法はあるのか」・・・知らないことばかりでした。そこから猛烈に「お金の勉強」をはじめました。

究極の選択「戦うか逃げるか」～闘争・逃走反応～ 脳内ホルモン：アドレナリンの作用

人は極度のストレスに陥ったとき、アドレナリンという脳内ホルモンが分泌され、目の前の課題に対して「戦うか・逃げるか」を判断します。私の場合、単純に「逃げ道がなかった」ため、「戦う」という選択肢しかありませんでした。しかし、このおかげで今は少しだけですが豊かな暮らしを手に入れることができました。好きな時に働けるため、自由に旅行もできますし、海外旅行先でもインターネットさえ繋がれば、どこにいても仕事ができます。逃げずに、諦めずに前進すれば、必ず運命は拓いてきます。必要なのは「情熱」です。その情熱は陰と陽の２つあり、「知識を増やす情熱」と「行動する情熱」、このたった２つだけです。

物価上昇、節約する？ 金運（収入）を上げる？

値上げラッシュが続いていますね。これって少し我慢すれば止まると思いますか？私の未来予測としてはNOです。世界的に物価が上昇しているからです。ただし、海外は賃金も上昇傾向なのですが、高齢化社会の日本では、欧米のようには賃金が上がりそうにもありません。となれば、節約するコースでは、いつか限界が来てしまいます。選択肢は２つあるように見えて、「戦うか逃げるか」で考えればこの場合「戦う＝金運・収入を上げる」コースが良さそうです。 私の両親も80歳で元気ですが、人生は本当に100年時代になりました。大企業も定年が伸びそうですし、中小企業はそもそも人材不足で定年制の無い会社もありますが、60歳で定年になる企業もまだまだ少なくないでしょう。

年金プラス「毎月５万円」でいい

金運を上げるといっても、「老後は起業して稼ぐ！」といきなりハードルを上げるのは危険です。 年金に加えて毎月５万円でもあれば、かなり生活が楽になるはずです。いきなり稼げることもありますが、すぐに成果のでるやり方は、恐らく間違いです。すぐに成果が出るということは、「誰でもマネできる」ということです。つまり、すぐに収入が減ることを意味します。大切なのは、金額が低くてもいいので、「毎月きちんと利益のでる仕組み」を作ることです。そうするためには１日でも早くスタートしてみて、トライ＆エラーを繰り返しながら、「やり方ではなくあり方」でお商売をしていくことに尽きると気づいてきます。

100年人生に向けた「リスキリング」（学びなおし）をしよう

私が最初に気づいたのは「今から何をすれば収入を上げられるのか？」という問題でした。高卒だし、国家資格も専門スキルも持っていません。「そっか、“専門スキル”と“売り方”を知ればいいんだ」というところからスタートしました。つまり陰と陽です。➀何を売るか、②どうやって売るかのこの２つの両輪を同時に学び始めたのです。私の場合は、年齢を重ねてもできる仕事は何だろう？というところから考え始めました。せっかくスキル（技術）を身に着けても、60歳で収入が減ってしまう職種なら今と変わらない。70歳になっても、80歳になっても、収入があるのはどんな職業だろう？・・・そこで思いついたのが「占い師」でした。当時は占いのことを何も知らなかったので、こんなに占いの種類がたくさんあることも、鑑定料金の相場も、何もわかっていませんでした。ただ、当時はドクターコパさんが毎日のようにテレビに出ていたのです。「風水師か。どんな仕事だろう？インテリアを変えると開運する？金運もアップする！？専門的スキルも磨けるし、金運が上がるなら、借金も早く返済できるかもしれない♪　まさに一石二鳥、これだ！！」と思ったのです。

２つの情熱「学習力」と「実行力」

コンピューターも二進法ですが、人生も陰陽の二進法で説明すると、案外シンプルです。 「とにかく毎日ブログを更新！」「手あたり次第に名刺交換してDMを配る」など、やみくもに行動しても、「お金の本質」を知らなければ収入は増えません。特にスマホが全世界に普及し、デジタルネイティブと呼ばれるZ世代が活躍する今、ズルいやり方の投稿は特に嫌われるようになりました。コロナ禍で直接人と会う機会も減り、世の中に変化が訪れています。つまり、実行力の根底にそうした社会の流れ、知識が必要なのです。「どういった投稿が好まれるか」「お客様から応援される商売とはなにか」「三方よしの考え方」「利他の精神」など、目先の売上を追うのではなく、５年先、10年先も安定的に仕事がある「仕組みづくり」を理解することがお商売をしていく上で一番重要でした。その勉強と同時に、売る商品（私の場合は風水の知識）も磨いていきました。売る商品やサービスの勉強をするだけでは、仕入れだけしているようなものです。売り方の勉強を同時にしないと、「一流の野菜は並んでいるけど、カギもかかってるし、誰も売る人のいない八百屋」になってしまいます。

私が起業からしてきたこと

まず市場調査をしました。「価格調査」「競合他社」「商品調査」「ブランドイメージ」などを調べ、自分の商品や価格を設定していきます。次に「仕組みづくり」です。どう売るか、どのくらいの活動をすれば、どのくらいの集客ができるのか？なにも分からないので「PDCAサイクル」で回します。PDCAサイクルとは「Plan⇒Do⇒Check⇒Action」の頭文字です。日本語でいえば「計画⇒実行⇒評価⇒改善」を繰り返す方法ですね。（PDCAでは時間がかかりすぎるため、現在ではスピード感のあるOODAループが用いられるようですが、私は20年前なのでPDCAサイクルでやりました）知らないことを空想していくら考えても、現実はほとんど予測通りにはなりません。常に「トライ＆エラー」の精神で、とにかくやれそうならやってみる。これを風水では「吉凶、動より生ず」といいます。良いことも悪い事も動くことで起きるというわけです。行動を起こしてみないことには、何にどのくいらいの時間や日数がかかるのかがさっぱり分からないからです。このPDCAサイクルを繰り返すうちに次第にできてきたのが「ものさし」です。何を、どのくらいのスピードと量で行えば、どんな成果が得られるかというモノの尺度ですね。これがだんだんわかってきます。ここが本を読んだり、人に聞いたりしただけではまったく分からない部分です。自分で体感し、修得する部分になります。モノの尺度＝コツを掴むということです。ここには個人差がありますから、「私はちょっと理解力が遅い」「呑み込みが悪いほうだ」と思っている人なら、ほかの人より数年先に行動を始めるとよいでしょう。行動力のある人や、潜在的なビジネスセンスをお持ちの方は、定年してからスタートしてもいけるかもしれませんが、ほとんどの人は、定年してからだと成果が出るのに何年間も副収入がゼロのままではモチベーションが下がりかねません。定年までに副収入を得るコツは習得しておき、定年と同時にスタートさせたいものですね。

10年間は再投資。無貯金でした

私の場合、起業して最初の2年間は月５万円くらいしか稼げませんでした。月収ではなく月商なので、経費を引けばほとんど何も残りません。3年目あたりから少し収入が増え始めたのですが、まだまだ生活は不安定。会社員のときのように、毎月同じ金額を得られるわけではありませんので、10万円の月もあれば、0円が何ヶ月も続くことだってあります。会社員生活に慣れていた私は、この不安定な収入に慣れるのに一番苦戦しました。少しでも売り上げが下がると、すぐに不安になってしまうのです。「こんなことでは経営者としてやっていけない」そう思い、ここでたくさんの読書をはじめたのです。ジャンルは「経営哲学」「成功哲学」。つまりすでに成功している偉大な経営者さんから学ぼうと思ったのです。学ぶとは真似ること。自分の思考の改善点を探るべく、月に20冊、2年で約500冊の読書をしました。（結果的にこれが20年経営を続けてこられた礎になっています）一部紹介します。 『道をひらく』『生き方』『稲盛和夫の実学』『京セラフィロソフィ』『空海 黄金の言葉』『中村天風 一日一話』『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール』『「孫子」に学ぶ成功黄金律』『孫子の兵法を生かす本』『ビジョナリーカンパニー２』『「原因」と「結果」の法則』『ザ・シークレット』『思考は具現化する』『７つの習慣』『金持ち父さん貧乏父さん』『チーズはどこへ消えた？』『FREE〈無料〉からお金を生み出す新戦略』『WORK SHIFTー孤独と貧困から自由になる働き方の未来図＜2025＞』『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT２ 100年時代の行動戦略』『リデザイン・ワーク 新しい働き方』『リーン・スタートアップ』『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら』『中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚』『禅脳思考』『漫画 君たちはどう生きるか』『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』『本当の自由を手に入れる お金の大学』『数値化の鬼』『１日い１話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』『2030年すべてが「加速」する時代に備えよ』『星の王子さま』『大事なのは今のあなたじゃない、この先どのくらい上を目指そうと思っているかだ.』『哲学と宗教全史』『スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか？』『人生を面白くする 本物の教養』

毎月3万円の貯金より、3万円を未来投資に使った

こうしてたくさん本を読む中に、なんというタイトルか忘れたのですが、この小見出しの内容が書かれていました。ざっというとこんな内容です。 ●今月から毎月３万円を貯金すると10年後いくら？ ３万円×12カ月×10年＝360万円 ●今月から3年間、月に3万円の自己投資をして、毎月10万円貯金できる自分を作れば10年後はいくら？ 3年間は無貯金なので10年ー3年＝残り７年 10万円×12かげつ×７年＝840万円

成功者から学ぶのがいちばんの近道

2年間、読んで読んで読み込んでみた結果、ひとつの答えにたどり着きました。「お商売が軌道に乗っている人から直接学ぶのが手っ取り早い」ということです。とはいっても、誰が本当に成功しているのか、さっぱりわかりません。ですのでたくさん集客している人、本を出版している人、SNSのフォロワーの多い人・・・とにかく「成功してそうな人」を食事に誘い、いろいろとお話を伺わせていただくことにしたんです。ところが・・・フタを開けてビックリ。SNS上では羽振りの良さそうな人でも、内情は火の車という人が多かったのには驚きました。「私はまだ、本当に成功している人と、成功しているように見せかけている人を見抜くモノサシが無いんだ」ということに、行動することではじめて気づけたときでもありました。そこからも、変わらずいろんな方をお誘いして食事に行きました。“成功者と感じた人”との会食も100人を超えたころに、本当に素晴らしい人と、そうでない人の違いが見えてくるようになったんです。これが今でも私の一番の収穫かもしれません。それ以来、本当に素敵な経営者さんだけとお付き合いするようにしていった結果、私の会社も大きくなっていきました。

まとめ

私の場合は負債があったため、売上を大きくする必要がありましたから、こんな風に生きてきましたが、「年金プラス５万円／月」であれば、もっとハードルが低いでしょう。もちろん、自分のチカラで収入を得るのは楽ではありません。しかし、「法則」がきちんとわかっているので、愚直にコツコツやっていけば、尻上がりで収入が増えていくようになります。複利の定期預金みたいなものです。最初は小さな金額かもしれませんが、正しく構築していけば、特別な人でなくても、きちんと収入は得られるはずです。