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風水思想「背山臨水(はいざんりんすい」の配置とは

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「背山臨水」とは?

山を背後にして水を前方に見るような土地、または配置のことを「背山臨水」といい、古代の中国で風水の思想から生まれました。古くは都やお城を築く際に、また現代でも住宅や商業ビルなどを建築する際に「理想的な立地、理想的な建て方」をするために用いられてきました。

戦国時代に敵国から攻められにくい立地であったり、敵が攻めてくるのをいち早く確認できる吉相地であり、また台風や河川の氾濫などからも守られている「自然環境的な条件」が整った場所とされます。この背山臨水の考え方は、建築だけでなく、室内の風水にも応用されます。

「背山臨水」は周辺の環境にも、室内の環境にもある!?

戦国武将は常に命を狙われる人生でした。ですから背中を無防備にしていたら、いつ命を失うかわかりません。ですので無防備な背後は守りたいもの。また山龍=大地の気は、山頂から流れてくるので、背中を押してくれる「追い風」となるよう、背後から受けるのが良いとされています。ですから建物の背後は山で守られる場所を探します。そして人が生きるために欠かせないのが水です。背後に山があり、前面に川があって開けた立地が風水では吉相地とされます。

風水ではこの考え方をインテリアにも応用します。本棚や洋服ダンスなど背の高いものを「山」、廊下やリビングの床など低い場所を「水」と考えます。キッチンなどの水回りも「物理的な水」なので水とします。その原則を踏まえて、家具の配置をしていくのが巒頭(らんとう)の風水です。
誰だって背の高い本棚などが目の前にあると圧迫感を感じますし、寝室に背の高い婚礼家具などがあると、地震が起きた時に危険です。こうした危険を避け、命を守る法則こそが風水の大切な部分です。吉凶方位と併せて鑑定することで、運気がちゃんと動きます。

インテリア風水での「背山臨水」活用例

ではソファの配置で例えてみましょう。壁や背の高いものが「山」、広い空間や低いところが「川」となります。

この位置だと、後ろに人が通るので、落ち着きません。背後には人が通らないようなレイアウトをまず考えてみましょう。

これだと人は通れないので一見良さそうです。しかし窓を背にしています。気は窓から抜けてしまうため、窓を背にして座ると、気が抜けてしまいます。物理的にも、窓ガラスを割って侵入者が入って来た時、危険ですので風水では窓を背にして座るような配置にはしません。

この配置だといいですね。背中をしっかり壁で守られています。こういう風におければ理想的です。

どうしても壁際に置けない場合の対処法

そうは言っても間取り的にどうしても壁際に置けない場合もよくあります。その場合は直接気が当たらないよう「気止め」となるローチェストや観葉植物などを背後に置きましょう。

まとめ

私なりに「背山臨水」についてまとめてみました。インテリアにおいては
●壁沿いにソファを配置するのが理想的
●窓を背にしない
●ソファの後ろを人が通るようにしない
●人が通るような配置の場合はローチェストなどを後ろに置く

 

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