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ひっそりと伊勢・奥伊勢参拝ツアー2022~奇門遁甲「飛鳥跌穴」の吉方位取り~

  • ツアーレポート

コロナ禍なのでOPENには募集せず

この2年、本当にほぼ旅をせず、自粛生活を続けています。風水師であるおかげで、自宅が何よりのパワースポットですから、私にとっては自宅で過ごす時間が増えて、これはこれで楽しく過ごせています。しかし毎年参拝しているのが伊勢神宮。
日帰り、一泊二日、二泊三日・・・と、その年のスケジュールによって日程は変わるのですが、ここ数年は参拝だけでなく、伊勢の地を楽しもうと、ゆっくりと二泊三日の旅をすることが多くなっています。正社員も入り、仕事に余裕が持てるようになったことも、時間に余裕を持てるようになったひとつでもありますね。
年末年始は“来年(今年)の運勢セミナー”でほぼ無休になる我が社ですので、立春明けのこの伊勢参りが、私にとって、ようやく年が明け、ホッと一息つける旅でもあるのです。

伊勢神宮とは125社の総称

外宮・内宮のことを伊勢神宮と思っている人も多いと思うのですが、伊勢にある125の神社の総称が「伊勢神宮」です。

●2つのご正宮(外宮・内宮)
●14の別宮
●119の摂社・末社・所管社
(摂社43社・末社24社・所管社42社)
の計125社

※伊勢にあるすべての神社が伊勢神宮というわけではありません。

外宮&内宮と別宮14社巡り

一泊以上のときは、外宮・内宮のほかに、必ず14の別宮を参拝します。

【別宮14社】
●荒祭宮
●月讀宮
●月讀荒御魂宮
●伊佐奈岐宮
●伊佐奈弥宮
●瀧原宮
●瀧原竝宮
●伊雑宮
●風日祈宮
●倭姫宮
●多賀宮
●土宮
●月夜見宮
●風宮

今回の参拝(約40カ所)

二見輿玉神社(本殿・竜宮宮)⇒伊雑宮(奥伊勢)⇒秋葉堂・庚申堂⇒佐美長神社(本宮・佐美長御前神社4社)⇒倭姫宮月讀宮(月讀宮・月讀荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈巳弥宮・葭原神社)⇒猿田彦神社(本殿・佐瑠女神社)⇒豊受大神宮/外宮(ご正宮⇒多賀宮⇒土宮⇒風宮⇒下御井神社)⇒月夜見宮(本宮・高河原神社・稲荷神社)⇒外宮(四至神・度会国御神社・大津神社)⇒瀧原宮(瀧原宮・瀧原竝宮・若宮神社・長由介神社)⇒皇大神宮/内宮(ご正宮・荒祭宮・風日祈宮・大山祇神社・子安神社)⇒宇治神社(本宮・足神神社)⇒内宮(滝祭宮)

旅のレポート~1日目~

雪の予報もあった中、晴れの3日間でした。太陽神である天照大御神さまへの参拝なので、晴れてくれてホッとしました。

伊勢参拝のスタートは禊の神社「二見輿玉神社」から

伊勢に到着したら、禊の神社である二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)からスタートします。
空気が澄んでいて、初めて富士山をかすかに見ることができました。(見えますか?画面中央少し右の、うっすら高い山)

外宮・内宮におみくじは無いので、伊勢参拝のときはここでおみくじを引きます。
まず本殿参拝のときに神様に聞きたいことを願います。
例えば「今年の仕事で●●●●という新規事業を軌道に乗せるためのアドバイスをください」など。

今年は「強」でした。しかも大吉で、幸先の良いスタートです。

皇居遥拝所。海が青くてきれいです。

竜宮社。海の守護神です。

車で40分、奥伊勢「伊雑宮」(いざわのみや)へ

奥伊勢と呼ばれるところに2か所の別宮があります。
大阪からの日帰りでは、これらの奥伊勢に参れないので、14別宮をすべて巡るには最低でも一泊が必要です。今回はまず伊雑宮から。

境内にある「巾着楠」。
推定樹齢700年とか。
なぜ根本がこんなに膨らんでいるのかはわからないそうですが、巾着が金運アップとして密かにパワースポットと呼ばれているらしいです。

伊雑宮から徒歩で数分、東に行ったところに、倭姫命の旧跡地があるので、そちらにも足を運んできました。
5分ほど歩くと旗が見えてきました。

神社名はどこにも書かれていませんが、「勝負神」という立て札がありました。Googleマップをみると「秋葉堂・庚申堂」となっています。
伊佐波登美命(いざわとみのみこと)伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られています。

この楠の根本から勾玉などが見つかったそうです。

伊雑宮から車に乗って2~3分、佐長美神社へ。

境内には佐美長御前神社4社があります。

ここで昼食。讃岐出身の私は、コシの無い伊勢うどんがずっと苦手でしたが、ここの伊勢うどんを食べてから好きになりました。
車のあるときは、「やまと茶屋」さんでよくランチをします。

ファンも多い皇大神宮別宮「倭姫宮」

午後一番は倭姫宮へ。倭姫宮ファンの人、多いですよね。(私の周辺だけ?)
ここは駐車場が本宮近くなのですが、できれば一の鳥居から、長い参道を心静かに歩くのがお勧めです。とても清々しい気持ちになれる参道です。

境内で立派なキノコ「サルノコシカケ」を発見。

皇大神宮別宮「月讀宮」

三貴子(さんきし・みはしらのうずのみこ)と呼ばれる有名な3人の神様(正確には3人ではなく三柱だけど)は、「天照大神」「月読命」「須佐之男命」。
その月読命を祀った神社です。

境内には4つの神社があり、向かって右から「1.月読荒御魂宮」「2.月讀宮」「3.伊佐奈岐宮」「4.伊佐奈弥宮」と並びます。
1と2は同じ神の和御魂と荒御魂を祀っていて、和御魂から参拝するため、「2⇒1⇒3⇒4」の順で参拝します。現地の立て札にも書いてあります。

初日のラストは「猿田彦神社」

八角形の珍しい鳥居の猿田彦神社。「みちひらきの大神」として知られる神社なので、これからの行く先や、進むべき方向を知りたいときには、ぜひ参拝したい神社です。境内には猿田彦と結婚したといわれる天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀る「佐瑠女神社」もあり、EXILEをはじめ、多くの芸能人が参拝することで有名です。

私は個人的に、この猿田彦神社の筋骨隆々な狛犬が好きです。

コロナ禍の切実な願いを発見。

本殿裏の御神田の脇でみかけた猿の石像。

参拝は16時まで

16時以降には参拝をしないため、15:30ごろに今回の宿、「いにしえの宿 伊久」へチェックイン。
内宮に近い旅館で、温泉や売店は24時間営業、食事のあと、深夜10時から夜鳴蕎麦のサービスや、早朝参拝者向けのコーヒーサービスなど、伊勢参拝者にとって、至れり尽くせりの宿です。

旅のレポート~2日目~

2日目は外宮の早朝参拝から。伊勢神宮の参拝は、外宮を先に参拝してから内宮参拝をするのが通例です。(お祭りも外宮が先です)ですので2日目はまず外宮から参拝します。
早朝6時に宿を出発し、夜明け前にご正宮前に到着。

参拝後、多賀宮⇒土宮⇒風宮⇒下御井神社と参拝したのち、一旦宿に戻り、朝食タイム。

豊受大神宮/外宮別宮「月夜見宮」へ

朝食後は礼服に着替えて、まずは別宮「月夜見宮」へ

摂社の高河原神社は昨年遷宮されたばかりなので新しいですね。

小さいので屋根の建築が間近で見れます。

ふたたび外宮へ(御垣内参拝・ご祈祷)

礼服に着替えたのは、御垣内参拝のためです。20年に1度の遷宮のために寄付したお礼として、ご正宮の四重の垣根の三重目内に入れていただけます。
※ご正宮内は撮影禁止のため画像はありません。
寄付した金額に応じて、御垣内参拝ができる回数や期限が変わります。下記画像は2年間有効の「特別参宮章」。

ご祈祷も初穂料によって、御神楽の舞の数が異なります。
昼食は外宮の正面鳥居前にある「せきや・あそらの茶屋」にて「あわび釜飯」を堪能。

ふたたび奥伊勢。2日目は皇大神宮別宮「瀧原宮」

2か所の奥伊勢はまったく違う場所にあるため、いつも別々の日に参拝しています。今回は、初日に「伊雑宮」を参拝し、2日目に「瀧原宮」に行きました。


この神社は手水は川で洗うように、立て札が立っています。いまの時代に珍しいですよね。

これが本来の習わしだったと感じられる場所なので、個人的にとても好きです。

2日目はここで終了。宿に戻ります。
伊勢は1年中しめ飾りがあって、素敵です。いろいろ縁起の良い言葉が書かれていますが、こちらは「蘇民将来子孫家門」(そみんしょうらいしそんかもん)と書かれています。

旅のレポート~3日目~

皇大神宮/内宮の早朝参拝

日の出の時刻を調べて、夜明けの内宮参拝へ。
宿を6時出発です。
宇治橋鳥居の上に、明けの明星 金星が明るく光っています。

ご正宮の扉が開くのを目の前で見て、開扉後一番の参拝をしました。

別宮・風日祈宮にいく風日祈宮橋は、いつ見ても美しいですね。

宇治橋鳥居からすぐのところにある、大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)と子安神社(こやすじんじゃ)。
大山祇神社は、神路山の入口の守護神。
子安神社は、大山祇神の娘神である木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀り、安産・子授けの神。

一旦宿に戻り、朝食・礼服に着替え

ここで宿に戻り朝食タイム。再び内宮に行くので、近くの宿はとても便利です。
礼服に着替え、チェックアウトをして出発です。

宇治神社・足神神社(足神さん)

内宮正面の駐車場のすぐ横に、宇治神社。

本殿は宇治の土地を守る氏神さま大山祇神(おおやまつみのかみ)を主祭神に、近隣の神社にあった二十二柱の神様が合祀されています。

※玉移良比賣神(たまいひらめ)、御裳須曽姫神(みもそひめ)、豊玉比賣神(とよたまひめ)、素戔嗚尊(すさのお)、天兒屋根命(あめのこやね)、速秋津日子神(はやあきつひこ)、速秋津比女神(はやあきつひめ)、新川比賣神(にいかわひめ)、火産霊神(ほむすび)、水波賣神(みずはのめ)、応神天皇(おうじんてんのう)、天見通命(あめのみとおし)、大職冠鎌足神霊(たいしょくかんかまたり)、和気清麿神霊(わけのきよまろ)、菅原道真神霊(すがわらのみちざね)、楠正成神霊(くすのきまさしげ)、彌武彦神(やたけひこ)、羽倉東麿神霊(はくらあずままろ/荷田春満)、岡部真淵神霊(おかべまぶち/賀茂真淵)、本居宣長神霊(もとおりのりなが)、平田篤胤神霊(ひらたあつたね)、その他、神名不明一座

「足神さん」の呼称で親しまれる足神神社。足の病気や疲労の平癒のほか、健脚祈願にスポーツ選手なども訪れるようです。お礼にわらじを奉納するのが習わしだそうです。
主祭神は宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)。

この3日間で、ゆっくりとはいえ4万歩も歩いたので、足を傷めないよう祈念(-人-)。

とび石

宇治神社を右手に見ながら、そのまま県道を歩きます。ポカポカして絶好の散歩日和。左手には五十鈴川の川面がキラキラ光っていました。

南へ1キロ、15分ほど歩いたところに、消えかかっていますが「とび石」と書かれた石碑があります。ここから五十鈴川に降りていきます。

五十鈴川を渡れる飛び石がありました。ひとつひとつ大きく、感覚も狭いので、脚力に自信がない人でも比較的渡れると思います。
対岸は内宮・風日祈宮近くです。(奥にはフェンスがあるので、ここから内宮には入れません)宇治橋鳥居が表参道なら、こちらは裏参道と言われているようです。正面の宇治橋鳥居からお参りできない人、例えば僧侶の方などが、その昔参拝するために裏参道だったとか。

とび石から宇治橋鳥居に向かう道中、青い鳥がずっと先導してくれました。イソヒヨドリのようですね。
今回の旅は、奇門遁甲の吉方位「飛鳥跌穴」(ひちょうてつけつ)を使っての旅のせいか、たくさんの野鳥に出会えました。ウグイスにはじまり、メジロ、ショウビタキ・・・ほかたくさん。あまり鳥は詳しくないので、茶色の鳥などは判別ができず・・・。

ふたたび内宮へ(御垣内参拝・ご祈祷)

礼服に着替えて再び内宮へ。まずは五十鈴川を守護している「瀧祭神」(たきまつりのかみ)にてを合わせます。

神楽殿にてご祈祷を終えたあと、本日2度目のご正宮にて「御垣内参拝」(みかきうちさんぱい)をします。(ここから先は撮影禁止のため画像がありません)

帰り道「神鶏」(しんけい)に逢えました。神の使い「神使」(しんし)であり、境内で放し飼いになっています。人慣れしているので、小さな子供が追いかけていますが、さほど嫌がる様子もなく戯れていました。

白以外にもいろんな色の神鶏がいるのですが、今回は真っ白な二羽に出会えました。

すべての参拝を追え、昼食目的でおはらい町通りへ。平日でもあるし、コロナ禍もあってか人の数はまばらでした。

宇治橋鳥居からすぐのところにあるえびや大食堂さんにて。

外宮入口「せんぐう館」へ

昼食後はふたたび外宮へ移動。正面入り口手水舎の横にある資料館「せんぐう館」へ。入場料は大人300円。個人的にはぜひおすすめしたい場所です。所要時間は40分ほど。20年毎に建て替わる「式年遷宮」について学ぶことができ、伊勢神宮のことがより好きになれるところです。外宮ご正宮の実物大の建物が間近で見られます。

帰路は「観光特急しまかぜ」

帰路につきます。できる限り「観光特急しまかぜ」を利用して帰ります。鶴橋駅~宇治山田駅間の場合、通常の近鉄特急に840円プラスするだけで利用することができます。例年なら予約開始から1分ほどでほぼ完売していたチケットですが、今回は座席は空席が目立ちました。(グループ用の個室は利用率ゼロでした)

しまかぜが好きなのは車内メニューがあり、生ビールやカレーライスなどが注文できること。3日間運転手をしていたので、旅の締めくくり、しまかぜ内での生ビールは最高です。

毎回しまかぜが発車することで、無事に旅ができたことにホッとするのでした。

いろんな投稿はInstagramでもやっています。

 

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