沖縄の方、そして首里城関連で働くみなさま、心よりお見舞い申し上げます。
観光でも、風水の勉強でも、何度も訪れた首里城。
戦争でも無いのにまさか全焼するなんて・・・本当に悲しいです。
琉球王国は450年続いた国。その王政・文化の中心としての存在が首里城です。
今回焼失した首里城は1992年に復元され、2000年に世界遺産にも登録されていました。
首里城は風水思想に基づいて「龍の来歴」「気脈の鎮まる所」に建てられています。東西にのびる高台に造られていて、東が高く、西が低くなっています。正殿は東を背に西向きに建てられており、両腕のように北殿・南殿が建てられています。
正殿に行くまでの参道は直線ではなく、まるで龍の道のように右に左にと流線形を描きます。これは風水そのもの。風水では直線の気は殺気と考えられているため、弧を描くような道が良い気となります。沖縄の古民家の入り口にヒンプンという壁があるのも、住居に直線の気が当たらないようにという風水の考えが元になっているのです。
風水では四神相応の地を吉相地と呼び、四方には玄武、青龍、朱雀、白虎という霊獣が守護している土地であるとされています。
首里城の右腕には北谷、読谷山の起伏が白虎、左腕には小緑、豊見城地方の起伏が青龍となり首里の気を守っています。
首里城から見て前方は街の中心部、那覇市内ですが、ここが明堂となり、その向こうに海が広がっており、朱雀が存在します。そして首里城正殿から海の向こうには気の漏れを防ぐ案山となる慶良間諸島があります。
手すりにたくさん並んでいた小さな獅子たちも、焼失してしまったのでしょうね・・・。
獅子像はどうか無事でありますように。
実は私が運営するスクール 運の学校cofuku/廣福 はこの首里城にある廣福門からヒントをいただきました。
占い師=人の人生を幸せに導く者の集団
ですから、「福を広(廣)める者を育成しよう」という気持ちで名付けています。
守礼門は無事だったようですね。
一日も早い復興を祈ります。
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